人間喜劇
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野球と私(13) 中村剛也選手 | トップページ | ニュースと私(45) 福知山線事故――報道
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 福知山線事故について、報道によりJR西日本の過失や不祥事が次々と顕わになっている。

 しかし、冷静に考えて、どこまでが不祥事でどこからが批判対象でなくなるのか疑問に感じる部分がある。この意味で、メディアは既に報道機関の役割は果たしていない。批判のための批判しかしない報道機関に用はない。これについては稿を改めて論じたい。

 さて、以下の順で今回の事故を追ってみたいと思う。

●福知山線事故の経緯
●JR西日本の事故直後の対応
●事故原因――科学的見地
●事故原因――組織的見地
●復旧(国交相の失点)
●JR西日本社員の対応――事故車両に乗っていた運転士
●JR西日本社員の対応――レジャー
●会見での虚偽報告



●福知山線事故の経緯
2005年04月25日(月)15:49
「U」字形 ひしゃげ大破 JR快速脱線、横転 (産経新聞) - goo ニュース
2005年04月25日(月)15:49
快速脱線37人死亡 尼崎のJR福知山線 (産経新聞) - goo ニュース

二十五日午前九時十八分ごろ、兵庫県尼崎市久々知のJR福知山線尼崎-塚口間で、宝塚発同志社前行き快速電車=七両編成、高見隆二郎運転士(23)=の前四両が脱線し、線路脇で乗用車と衝突、先頭と二両目の車両は線路から約六メートル離れたマンションに激突した。


2005年04月26日(火)08:43
衝撃の1日 JR列車脱線事故ドキュメント(25日) (朝日新聞) - goo ニュース

 JR西日本、兵庫県、政府の対策本部設置はそれぞれ早いものといえるだろう。阪神大震災の轍を踏まなかったことは評価してよいと思う。JR西日本も11時過ぎには1回目の会見を開いており、迅速だと思う。こうした事後の対策については、今後も継続してほしいと思う点である。



●JR西日本の事故直後の対応
 ただ、JR西日本の謝罪会見には真摯さが足りないと思った点には引っかかるものがあった。

社会と私(4) 企業が謝罪するとき

 置石の可能性や脱線する可能性がある速度もここで述べられ、後に非難されることになる。

2005年04月26日(火)03:06
JR西、社長ら安置所訪問 「置き石説、開示の一環」 (朝日新聞) - goo ニュース

 結果論のように聞こえるかもしれないけど、置き石説なんて、可能性を示唆して非難が真正面から来るのを受け流すための姑息なものと感じたし、脱線の可能性がある速度が130km/hというのも、会見の様子をVTRでよく見ていたら、「弊社の計算では」というような前置きをしていたから、都合のよい数字を出していることは何となくわかっていた。

 少なくとも、この時点で発表したことは、いずれも可能性を示唆するものにとどまり、一次情報――会見の様子――を見ていたら、何割か割り引いて見るべきものというのは察するべきものと思う。むしろ、情報開示量が意外にも多かったことに僕は驚いたほどだ。対策本部などという名称のものは、常に会議中で、何の進展も見せず、何も情報を発信しないものというイメージがあるからだ。

 不確定な情報といえども、情報開示を心がけた点も評価されて然るべしだし、今後も踏襲されてよいものと思う。ただし、何でもかんでも発表するのは控えるべきだ。特に今回の報道を見ると、不当な情報伝達がなされる恐れが高いので、無闇な情報の垂れ流しは避けるべきだろう。情報開示が基本だが、このあたりのバランスは難しいものがある。



●事故原因――科学的見地
2005年04月26日(火)07:33
脱線事故なぜ起きた? 運転・車両、惨事の芽は (朝日新聞) - goo ニュース

 事故の救出は遅々として進まず、29日までかかるわけだが、ここではその話題は割愛させていただく。

 救出作業と並行して、事故原因に焦点が当たりだす段階が次の日から。最初は科学的な側面に注目が集まる。

・列車のスピードが何km/hまで出ていたのか
・置き石の可能性
・車両構造――旧式ATS(自動列車停止装置)が採用されていたこと、ステンレス製の軽量化された車体

 そんな中、前述の会見発表についての謝罪が行われる。

2005年04月29日(金)21:51
脱線事故置き石原因説でJR西が陳謝 「予断与えた」 (朝日新聞) - goo ニュース

 謝罪するほどでもないという印象を僕は受けているのだが、事故から四日も経ち、報道陣の噛み付き方はすごい勢いだったから、それに押された側面もあろう。

2005年04月30日(土)03:03
事故調「右車輪浮き脱線」 尼崎事故、横転に近い状態 (朝日新聞) - goo ニュース
2005年05月02日(月)14:30
運転士が非常ブレーキ、転覆脱線誘発か…尼崎事故 (読売新聞) - goo ニュース
2005年05月06日(金)14:48
非常ブレーキをカーブ直前に操作、脱線原因と断定 (読売新聞) - goo ニュース

 事故の様子も解明されだした。テレビのニュースにおけるCG再現は、事故の様子をわかりやすく示してくれて、これは評価すべき点。

2005年05月01日(日)11:20
線路付け替えでカーブが急に 尼崎・JR脱線事故 (朝日新聞) - goo ニュース

 上記の事実も取りざたされていたが、これは結果論だろう。責めても仕様があるまいと思う。



●事故原因――組織的見地
 科学的見地からの事故解明よりも報道が注目したのが、運転士の経歴や心理とJR西日本の組織の内情だった。

2005年04月26日(火)17:07
オーバーランは40メートル 運転士と車掌、8メートルに口裏合わせ (産経新聞) - goo ニュース

兵庫県尼崎市のJR脱線事故で、脱線した電車が事故直前に伊丹駅でオーバーランした距離は、JR西日本が当初発表した八メートルではなく、実際は車両二両分に相当する約四十メートルだったことが、二十六日分かった。同社が記者会見で明らかにした。車掌が運転士と口裏合わせをして、虚偽の報告を同社にしていた。


 オーバーランを取り戻すために過剰なスピードで進行したことが原因で事故が起こったという推測がなされる中の報だった。注目は、なぜ虚偽の報告をしたのかという点になる。

高見運転士は昨年六月にも、片町線下狛駅(京都府)で、快速を運転中に同駅を約百メートルオーバーランして、訓告処分を受けていた。


2005年04月26日(火)17:07
同僚運転士ら「起きようのない事故」 (産経新聞) - goo ニュース
2005年04月27日(水)08:25
JR尼崎駅、1秒単位で遅れ報告 「負担過酷」指摘も (朝日新聞) - goo ニュース

 上記の記事のように、運転士の教育方法や管理について明らかになっていく。

 JR西日本の管理は異常と言っていいと思う。1秒単位の管理などは要らぬプレッシャーを招くのは間違いない。安全と速度と時間の正確さを並列して運転士に要求しているわけだが、管理者は夢の世界に生きているのだろうか。人間はミスをするものであることを前提に、様々なルールを設定して管理をすることこそが管理職の責任でもあろうに。

2005年04月29日(金)13:35
遅れ回復の120キロ走行、運転士の常識 JR宝塚線 (朝日新聞) - goo ニュース
2005年05月04日(水)14:00
高速回復運転が常態化、車掌「異常とは思わず」 (読売新聞) - goo ニュース

快速電車の脱線事故が起きたJR宝塚線では、「直線でとばし、カーブ直前で急ブレーキをかける」という運転方法が、遅れを回復するための「裏技」として運転士の常識になっていた。背景には、会社からの厳しい「ペナルティー」を恐れる運転士の心理や、ライバルの私鉄との競争を勝ち抜くために、スピードアップと過密ダイヤとを追い求めてきたJR西日本の姿勢がある。28日に死亡が確認された高見隆二郎運転士(23)も、事故現場のカーブ直前まで時速100キロを超す高速運転をしていた。


 連日のニュースのキーワードは日勤教育と過密ダイヤとなってきた。

 日勤教育というペナルティは、何を目的としたものか見失ってしまった制度だった。ミスを犯したものに対して重い罰を加えても、問題解決ははかれない。なぜこれをしてはいけないのかを理解させ、二度とミスを犯さないように自分で考えさせることこそが管理の常道だろう。

 もっと根本的なことを考えれば、ミスを責めてはならない。人間はミスを犯すことからは逃れられない。ミスを犯したときにどう挽回するか、自分には何ができて何ができないかを把握させて、より確実に業務をこなせるように導くことが管理だと思う。

 過密ダイヤという状況がそれを不可能にしていき、制限スピードオーバーの運転が裏業として成立していくわけだが、これは管理上の問題であろう。

 そもそも1秒単位のチェックを課していたというが、JRの駅に設置された時計が正確でないことをたまに見かけるのだが、それは僕の勘違いだろうか。改札前の時計を見て、まだ電車が来るには余裕があると思っていたら、実は数分遅れていて電車は行ってしまったという経験があるのだけれど。

2005年04月29日(金)06:28
JR西日本の労務管理、刑事責任追及へ 兵庫県警 (朝日新聞) - goo ニュース

列車事故の場合、ミスをした運転士や列車指令員が訴追されることが多い。県警は100人を超える死者を出した今回の脱線事故が起きた背景には、JR西日本の列車運行や運転士の管理に構造的な問題があると判断。結果の重大性や再発防止の必要性も考慮し、組織内の刑事責任を広く追及する構えだ。


2005年05月07日(土)12:20
「日勤教育」や列車ダイヤ見直し JR西日本が安全対策 (朝日新聞) - goo ニュース

5項目は(1)安全を優先する企業風土の構築(2)運転保安システムの整備(3)列車ダイヤの見直し(4)安全を担う人材育成、教育指導のあり方(5)情報伝達のあり方。


2005年05月06日(金)14:50
尼崎事故の路線、運行実態解明へ運転士らを聴取 (読売新聞) - goo ニュース
2005年05月06日(金)15:32
事故当日、社内放送で死者に触れず…JR西の情報混乱 (読売新聞) - goo ニュース
2005年05月06日(金)16:10
車掌「防護無線」発信せず JR脱線 (産経新聞) - goo ニュース

 この構造的問題に関しては究明され。改善される必要がある。まあまあ早い段階で対応にうつることは歓迎したい。



 この話題に関連して、参考の話題になるが、以下のエントリーが興味深い。

明日は明日のホラを吹く-Tomorrow, I'll give you another big talk-:JRの登場により競争が激化した私鉄の元運転士の息子として

 運転の現場、サイヤ作成の現場の一端を垣間見られる。そのうえで、その作業をする人間の心理が細やかに描かれているのが興味深い。「異常」な現場にも「慣れ」次第でこんなふうになるのかと驚嘆せざるをえない。



●復旧(国交相の失点)
 経済社会に生きる我々にとって、移動手段は重要であり、一刻も早い復旧が必要だと僕は思う。

2005年05月01日(日)21:44
新型ATS設置せず再開も 宝塚線事故でJR西が見通し (朝日新聞) - goo ニュース

 事故から6日経っても事故後の検証に手がかかっている現状を苦々しく思っていたので、この判断は妥当と僕は思った。被害者救出に3日以上かかっているのだから、復旧に時間がかかるのは仕様がない。この間に制度やダイヤを改めてすぐに路線再開できる状態を整えるべきと思っていた。なにしろ、沿線の住民が不便を蒙っているわけだ。その不便はすぐに解消されるべきだろう。

2005年05月02日(月)21:38
宝塚―尼崎間の運転再開、最新ATS導入後に…国交相 (読売新聞) - goo ニュース
2005年05月03日(火)03:03
復旧、6月中旬以降 脱線でJR西日本が方針一転 (朝日新聞) - goo ニュース

 余計なことやってんじゃない、国交相。前述の経済面や市民の利便性について少しは考えろというものだ。安全面の保障についても、制度的欠陥を補うことで充分可能なはずだ。あそこまでの大惨事になったのは、異常なスピードでカーブに突っ込んだからだろう。スピードを出す必要をなくせば、惨事は避けられるはずだ。

新津田沼駅:新型ATSだの、側面強化だの…

 上記のブログでは、全国の電車車両のATSの状況などを含めて考察されている。現実的に経済面から見ても整合性の取れない指示だということが納得できる。

たなか@さくらインターネット: 列車事故

 こちらのブログではATSの効果について解説していらっしゃるほか、福知山線の路線構成の経緯などについても解説しており、わかりやすい。是非ご覧頂きたい。

2005年05月06日(金)16:10
駅前商店、スーパー閑散 JR脱線事故 (産経新聞) - goo ニュース

 さて、この記事を見ても、国交相の発言は過剰反応と思えてくる。知識をもたない人間がなまじ権力をもっていることで、非常に多くの市民に迷惑がかかる。今からでも遅くはないから、方針転換するべきだ。

2005年05月03日(火)03:01
国交省、鉄道車両の安全義務づけへ…側面衝突対策など (読売新聞) - goo ニュース

 ちなみに、国交省のこの対応については批判するものではない。粛々と対策をすすめてほしい。



●JR西日本社員の対応――事故車両に乗っていた運転士
 不祥事と報道されていることその一。

2005年05月04日(水)02:16
JR脱線事故 4・6両目に運転士2人 救助せず出勤 (産経新聞) - goo ニュース
2005年05月03日(火)22:28
2運転士「救助せず」に遺族ら憤り JR西は会見で謝罪 (朝日新聞) - goo ニュース
2005年05月04日(水)22:07
脱線連絡受けながら救助指示せず、JR西が謝罪 (読売新聞) - goo ニュース

 事故車両に乗り合わせていた社員が救助活動をせずに職場に向かったことは、批判対象ではないと思う。遺族の感情的には、憤りを感じる事実だろう。それは当然のことと思う。

 少し前の連続ドラマで『救命病棟24時』がやっていた。首都東京に阪神大震災クラスの地震が起こったことを想定して、救命救急を描いたフィクションだった。その中で、病院に運び込まれた消防士のエピソードがあった。彼は震災が起こった当初に、消防車で火災現場に向かう途中でたくさんの助けを求める人々に会っていた。しかし、彼は消防士は人命救助よりも消火活動を優先するという法律の下、それを無視していき、罪の意識にさいなまれた。

 ドラマの中では、マスメディアが消防士の行動を非難するなか、国会議員が事情を説明し、消防士の判断は正しかったと主張する。消火活動は消防士にしか出来ない。目先の救助活動をしても、救助を求める人は後を絶たない。そういう中では、市民の声を無視することは正しいことだという書き方だった。

 おりしも、今回の事故で救助レベルのランク付けが機能したことに評価が集まっている。これは『救命病棟』でも描かれていたが、阪神大震災での失敗を繰り返さなかったことに評価されるべきことだろう。危機の際の効率、各自の役割分担、優先順位は、機械的に行った方がよいということを誰しも認めるところだと思う。

 翻って、この二人の運転士。消防士と違って人命や被害には直接影響を及ぼすわけではない。しかし、彼らの仕事は専門職であり、仕事放棄することによって、経済的に損害を及ぼす可能性があったと思うと、職場に向かうことに異議は唱えられないと思うのだ。危機のときこそ役割分担に忠実にするという視点からは、その原則に則った行動というべきだろう。

 ただ、運転士に過失があるとすれば、なぜもっと詳しく現場の報告をして、救助活動の提案をしなかったのかという点があげられるだろう。彼らもまた被害者であり、気が動転していたのかもしれない。しかし、現場の把握をいち早く行い、適切な提案をして自分の本来の職に戻るという方法がベターであったのだと思う。提案する中で職場に代わりの者が配置できうる状況であれば、現場での活動も可能だったはずだ。

 そして、批判対象の中心となるのは運転士を管理する者の方だ。報道では、救助活動しなかったことと管理者の指示がまとめて批判されているが、僕は後者のみが批判されるべきものと思っている。感情に任せて何でもかんでも非難すればよいというものではない。

 管理者は、なぜもっと事故について把握しようとしなかったのか。運転士に関して代わりの者を用意することで現場の二人にそのまま救助活動させることをしないのか。なぜ上司への報告と救助活動の提案をしなかったのか。これらの点は人間としての意識、社員としての意識の低さに自戒を促したくなる。



●JR西日本社員の対応――レジャー
 不祥事その二。

2005年05月04日(水)22:45
JR西の天王寺車掌区、事故知りながらボウリング大会 (読売新聞) - goo ニュース
2005年05月06日(金)16:10
死傷者多数13人が認識 ボウリング大会43人参加 (産経新聞) - goo ニュース
2005年05月07日(土)03:03
延べ185人、事故発生後にゴルフや旅行 JR西日本 (朝日新聞) - goo ニュース
2005年05月07日(土)13:46
宴会やゴルフ参加のJR西日本社員、中止進言は8人 (朝日新聞) - goo ニュース
2005年05月08日(日)12:46
JR西の親睦団体、事故当夜に宴会…国会議員も参加 (読売新聞) - goo ニュース

 これは釈明の余地なし。非番であった事故直後の行動については差し引いても見られるが、事故発生直後でないレジャー行為については厚顔無恥にも程がある。これについても人間として社員としての意識の低さはひどいものがある。30代の社員が少ないというJR西日本の構造的問題も指摘されている。送別会に関しても差し引いて見たいとは思うのだが、それでも甘んじて自粛した行動が要求されたのではないだろうか。

2005年05月08日(日)11:47
居酒屋予約表から「JR」消して…事故3日後の懇親会 (読売新聞) - goo ニュース

 上記の記事を見ると、姑息というか何というか。。。社会的要請よりも自己の欲求や所属セクトのつながりが優先されるという感覚に違和感をおぼえざるをえない。

2005年05月05日(木)03:03
相次ぐ不祥事「大変なさけなく残念」 垣内社長が謝罪 (朝日新聞) - goo ニュース
2005年05月07日(土)01:02
事故後の「不適切事象」ずらり、JR西が謝罪繰り返す (読売新聞) - goo ニュース

 社会人として、人間としての感覚が希薄という特徴が、JR西日本にはあるようだが、組織としてどういった構造が原因してこうした人間形成をもたらしたのか、よく研究して報告してほしい。そして、その報告を参考にすべきは、公的機関をはじめとして、多くの大企業にあてはまる病巣であると僕は予想している。



●会見での虚偽報告
 事故原因に関しての置き石説、脱線スピードの計算に関しては不問にする僕であるが、これについては見逃せない。

2005年05月07日(土)13:01
脱線事故、JR西日本「通報」せず…説明と食い違い (読売新聞) - goo ニュース

 組織的問題、社員の意識の問題が数々あったが、それを認めたうえで事実を発表をするのが会見であろう。まさか正真正銘の嘘を発表していたとは、さすがにそこまでは読んでいなかった。

 これをされたとなると、もうJR西日本の証言は何一つ信じられないし、下記の対応をはじめ、今までの評価すべき対応も帳消しだ。雪印禍のときのような泥沼にはまっていくこと必至である。

2005年05月02日(月)11:04
脱線現場住民に代替住宅の家賃を全額補助…JR西 (読売新聞) - goo ニュース



 長くなったが、JR西日本という企業の組織的問題点、社員の人間性の問題については根が深い。そして、これはJR西日本に限った病根でもあるまい。今後も不祥事は出てくると予想されるが、それを受け止めたうえでの改善策を公表し、他の機関・企業は我が轍としないように神経を張り巡らせることこそが必要であると、現時点で考える。

 最後に、あらためて亡くなった方々のご冥福をお祈りする。また、怪我をされた方のご回復を祈りたい。



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