人間喜劇
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 テレビのワイドショー、ニュースでは連日JR福知山線の事故についての報道が席巻している。事故の原因が解明されだし、JR西日本の人事管理のひずみが注目されだし、遺族やマンション住人の視点にも報道が及ぶようになってきた。

捜索終了、望み砕かれ家族憔悴 (読売新聞大阪本社) - Yomiuri on-line 関西

 遺族の悲痛の叫びは胸が痛むし、その悲しみははかりしれない。それに理解を示しつつも、感情論に走りすぎているように感じるコメントも多い。だが、それをことさらに強調して繰り返しVTRを放送することで、JR西日本を糾弾しようとする手法は汚い。

目を赤く腫らした長女は親類の男性に抱きかかえられながら「母は目が開いたままで……。JRの社員に『閉じてやってほしい』と言ったのに『それは葬儀業者がやることですから』と言われた。『(損傷が激しい)遺体を見て』とも迫ったが、社員はだれも見ようとしなかった」と悔しそうに話した。身元確認の決め手は、社会保険労務士のバッジと、ネックレスなどの装飾品だったという。


 確かにJR西日本の管理責任は問われてしかるべきであるし、寝耳に水の社員達も、こうした事故が起こったからには、それぞれが自分のミスとして真摯な対応が要求される。しかし、遺体に触れてはいけないという警察からの伝達があったかもしれないと、僕はいぶかるし、担当社員の立場に立てば、恐れ多いという気持ちもあるように思う。

 不満のはけ口にJR西日本の一般社員を選んだとして、彼らはこの事態を引き起こした原因であろう、社内の仕組み――ダイヤ作成、人事管理など――に関われる権限をもっていないことも多かろう。遺族の方の怒りは当然で、感情のはけ口をJR西日本社員全般に向けるのも致し方あるまいとは思うが、その矛先の向かうべきところはあるはずだろう。

 しかし、こちらの遺族の方の怒りの様子はものすごかった。テレビ側からすれば格好の映像をとれたわけで、何度もテレビで流されている。しかし、遺族の方の顔はうつさないというポリシーはないのだろうか。

 今回の一件で、被害者の方へのインタビューは膨大な数にのぼっているようだが、被害者の気持ちへの配慮がなさすぎる。悲しむところへ追い討ちをかけるようなその手法は、ここ数年でかなり非難されていると思うのだが、それでも態度を改めようとしないのはどういうことか。また、無下にこうした映像を垂れ流すことで、世間一般の人間がもつ心情への影響を考慮しなければならないだろう。

 こうした報道の態度に怒りを見せている被害者も実はいるのだが、それは報道されていないという状況がもしかしたらあるかもしれないと感じる。少なくとも、被害者報道に関する現在の状況に、僕はJR西日本へと同じくらいの怒りを感じる。

 報道各社が共通のポリシーをつくってすぐに施行するべきだ。視聴者・読者をバカにするにも程がある。みんなそんなにバカじゃない。



 末筆ながら、あらためて今回の事故で亡くなられた方のご冥福をお祈りしたい。合掌。



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