人間喜劇
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『ショコラ』
【※ネタバレあります※】

ショコラ DTS特別版
原題:Chocolat
製作年:2000年
製作国:米国  121min.

・監督:ラッセ・ハルストレム
・出演:ジュリエット・ビノシュ/ジョニー・デップ/ヴィクトワール・ティヴィソル/ジュディ・デンチ/レナ・オリン/アルフレッド・モリーナ 他

ショコラ - goo 映画


評価:★★★☆☆(3点/5点)
・2005/04/22 TSUTAYAレンタル




 この映画の評価は巷では高いようだけど、僕にはどうも合わなかった。ストーリーが軽すぎたとでも言おうか。ストーリーや事件が軽妙で、日常を描いた感がある。それがなんだか物足りない。『コーラス』という「軽い」映画を観たばかりで食傷していたのかもしれない。逆に『コンスタンティン』を観たばかりでカトリック思想にいっそう興味がわくことになった。

 フランスの小さなつつましい寒村。暗いタッチの映像は、灰色でしか表現されていないように錯覚する。村人は毎週日曜のミサに通い、カトリック思想に従い暮らしている。ただ、神の支配に従いおびえるものの、神の法則からの逸脱もしている。

 そんな村に旅の親子が住み着く。二人の赤いマントが、暗い村の中で目立つ。このコントラストで、いろいろと想像した。彼女たちが村人達にもたらすのは、赤い情熱であり村に活気を、燃え上がる恋愛であり多くのカップルを、ポカポカと暖かい愛情で太陽のような信頼と親愛を、そういったものをもたらすのだろうなと想起した。

 案の定、母親は教会に通うのを拒否する。チョコレートをつくり、村人の心を変化させていく。チリペッパーをいれることで変化をもたらし、不思議な占いで好みの味をピタリと言い当ててしまう、魔法使いかと思うような不思議さで、これが一つのポイントかなと思っていたけれど、答えは出ず。

 確かにチョコレートはおいしくてきれいで、大好きだけど、神秘的な力をそのまますんなり信じるわけにもいかず、ちょっと肩透かしをくらう。

 そんな親子は村長に嫌われて村から浮いた存在になるのだが、ある日川にジプシーが住み着き、そのリーダーと懇意になる。ここからのエピソード、あまりにも軽すぎて盛り上がりが感じられなくて、物足りなかった。ジョニー・デップでなくてもよいんじゃないかという気もしたエピソード。舞台の村にとっては大事件だったのだろうけど、なんだか平坦さが貫いていた気がする。

 僕が映画に期待しているのは、「劇的な変化」なんだろうと思う。戦いで敵に打ち克ったり、事件の中で大きく自己成長を遂げたり。『ショコラ』が描き出していたのは、ゆるゆるとした時間をかけた変化なのだろう。村長でさえ、急にチョコレートを認めたという具合に一見見えるが、それまでの自己の内面での葛藤、闘争は感じられ、劇的な変化とは認めがたい。そういうスローテンポが僕の期待にそぐわず、「合わない」「物足りない」と感じたのだと思う。

 こういうジワリジワリとした変化の表現が嫌いなわけではない。ドラマの『優しい時間』を僕は楽しんでいた。じゃあ何でかと考えると、冒頭の灰色の中の赤いマントが、僕に情熱などを連想させ、そこから劇的な変化を期待するようになったと思うのだ。

 うまい表現だなと僕は感じていたのだが、後から考えると、僕の心の中では逆効果を及ぼしていたようだ。最後に村長が母子を認めて以後は、村のが描かれる光の加減が明るくなり、村の明るさがよく表現されていたなあと思うのだが、このためにあらぬ期待を抱き、肩透かしを食らってしまったのが惜しく思う。



 ところで、この映画もまた「本編開始」の後に広告が挿入されている。「チョコレートは明治」のCM。この枠のためのプレゼンとかは壮絶だったのだろうなあと感じつつ、日本人にとって、チョコレートは「明治」なんだろうなあとも感じる。海外の場合、明治の存在感に肩をならべられる企業ってあるのかな?海外でもこの枠は配布されているのだろうかと気になりつつ、鑑賞後に森永のチョコレートを食べる僕であった。



■トラックバック送信先
oceanus:Johnny Depp/ジョニデその3
利用価値のない日々の雑学:ショコラ



■関連リンク
ショコラ - goo 映画
ショコラ@映画生活



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映画と私(16) 『コンスタンティン』
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映画と私(14) 『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』
映画と私(12) 『真夜中の弥次さん喜多さん』





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