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| 映画と私 | 2006/01/11(Wed) 01:30:36 |
『歓びを歌にのせて』
【※ネタバレあります※】
原題:SA SOM I HIMMELEN
製作年:2004年
製作国:スウェーデン 132min.
監督:ケイ・ポラック
音楽:ステファン・ニルソン
出演:ミカエル・ニュクビスト/フリーダ・ハルグレン/ヘレン・ヒョホルム/レナート・ヤーケル/ニコラス・ファルク/インゲラ・オールソン
歓びを歌にのせて
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歓びを歌にのせて@映画生活
歓びを歌にのせて - allcinema ONLINE
内容紹介:
本国スウェーデンで大ヒットし、2005年のアカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた感動ドラマ。世界的な指揮者の主人公が、心身共に疲弊した末に引退して戻った故郷の小さな村で、純朴な人々と音楽を通じて交流を深めるうちに、再び音楽の歓びを呼び覚していく姿を描く。
天才指揮者として世界的に大きな名声を得ているダニエル・ダレウス。しかし想像を絶するプレッシャーと過酷なスケジュールのために彼の肉体と精神はもはや限界に達していた。そしてついに彼は第一線から退くことを決断する。すべてを捨てた彼がたった一人で向かった先は、幼年期を過ごした小さな村ユースオーケル。ここで静かに余生を送ろうとしていたダニエルだったが、やがて地元の聖歌隊を指導してほしいと頼まれる。最初は抵抗を感じたものの、素人ばかりの彼らが心から音楽を楽しむ姿に触れ、次第に彼自身も音楽の素晴らしさを改めて実感していくのだった。
評価:★★★★★(5点/5点)
酸いも甘いも積み上げた末の感動
・2005/01/09 MOVIX橋本
長らくお休みしていた映画に関するエントリー。確かに11月以降は見る本数が確実に減っていたが、感想を書きそびれている映画もかなりある。そんな中で心機一転、新年一本目の映画のエントリーはこの一本である。
しかもこの映画、僕の中では、今年のベストを2006年一本目から見てしまったような気がしている。すばらしい映画だった。
映画を覆う雰囲気としては『コーラス』によく似ている。聖歌隊を育てていくプロセスとしては珍しくもない話だ。しかも、ツッコミどころや説明不足の部分が多々ある映画でもある。心臓がボロボロなのにそんなに激しい動きをしていていいのかダニエル!ってなもんである。
それでもこの映画が輝いているのは、人間の心の機微を積み重ねていった点にあるだろう。『コーラス』の生徒たちと違い、この映画で聖歌隊を構成するのは普通の生活をする老若男女。そこには人間関係の葛藤がもちこまれ、普段の生活の悩みがもたらされる。
また、キリスト教という世界に支配されながらもうずまく暴力や、羨み、嫉み、妬み。神様のために歌う集団にもかかわらず、そこには人間たちの悩みがあり、その弱さが展開していく。
このように、非常にネガティブな要素を塗り込めていくなかで、聖歌は成立するのだろうかと思わせる。ダニエルの理想とするところは、歌を歌うことで心を開くこと。そして、指揮者なしで構成員が心を合わせて演奏を成立させること。課題を抱えながら生きていく人々にこうしたことは不可能のように思える。
けれども、人間って、こういう負の部分、暗い部分があるからこそ、前向きな姿勢を求めていける生き物なのだと感じさせられた。物語の中では主要な問題について決着はつけられたかたちではあったが、人と人との関係において、軋轢が解消することなど難しいことだと思うし、それを乗り越えようとすることが力を生むのだと思う。
最後のシーン、ダニエルが息を引き取りつつある――僕は死んだと解釈した――なか、指揮者なしでコーラスを成立させるのだろうなと思っていたところ、観客までもが立ち上がっていき、会場全体でハーモニーを成立させていったところには感動してしまった。
自分がそこに参加できないことで、死んでいくことで自分の夢を再びかなえていく皮肉さ、名も知らぬ人々同士が、裏には悩みを抱え愛憎抱える中で、心を開き一つの理想をかなえていくカタルシス、僕は感動せざるをえなかった。
僕の2006年のベスト、ほぼ決定である。
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2004年のアカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。ドイツかと思ってたら、スウェーデンでした。
2006/01/14(Sat) 00:15:35
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- アロハ坊主の日がな一日
[ 歓びを歌にのせて ]@渋谷Bunkamura ル・シネマで鑑賞。前評判が高いのか、朝イチから満席である。
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