人間喜劇
気が向いたとき気が向いたことを書いていきます。。。

Webサービスと私(54) 教えてgoo | トップページ | ブログと私(32) 2006年展望
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

この記事のトラックバックURL
http://humancomedy.blog7.fc2.com/tb.php/283-6d13cfdc

■『人間喜劇』目次
『人間喜劇』の目次はこちら
トラックバック(-) コメント(-)
『児玉源太郎 神謀と奇略の大軍師』


児玉源太郎―神謀と奇略の大軍師



中村晃『児玉源太郎 神謀と奇略の大軍師』(PHP文庫 1999/10)
※『大軍師児玉源太郎』(叢文社 1993/07)を加筆改筆、再編集、改題

内容紹介:
優秀な日本海軍の兵士は、いかなる「教育」によって生み出されたのか?江田島兵学校から航海実習まで、豊富な資料とエピソードによって描く。

読書期間:2005/11/21-11/30
評価:★★★☆☆(3点/5点)


 『児玉源太郎』と大々的に銘打ち、「神謀」「奇略」の造語でその鬼才ぶりをさぞやと想像させる割には、源太郎に関する記述は非常に薄い。読後の印象ではむしろ、乃木希典のそれの方が強い。

 正直言って、以前読んだ『日露戦争名将伝』の児玉源太郎の項数ページと、内容的にさして変わりはない。著者は、源太郎について何を取材していたのだか、よくもまあ、こんなにも大々的児玉源太郎を謳えたものだと、逆に感心してしまう。

 さりとて、この本の評価が最低になるかというと、そうではないのだ。

 日露戦争に至るまでの幕末からの政治史が懇切丁寧に描写されており、非常にわかりやすいのである。平板な高校の日本史教科書の横におき、話をふくらませるためには丁度よい話の流れをおさえている。これがものすごくバランス感覚にすぐれ、読みやすいのである。

 なぜ日露戦争に至ったかは、幕末からの政治史を理解しなければ到達できない。それが著者もわかっていたから、幕末から描き始めたのだろう。源太郎は日露戦争直後に急死しているから、幕末から日露戦争という期間の政治史としては必要十分なのである。

 だから、タイトルさえうまく考えれば、これは大変な良書だとも思える。幕末から日露までという目的があるのならば、これは大変有用だ。けれども、児玉源太郎の心理描写をよく知りたいという方にはおすすめできない。



■トラックバック送信先



■関連リンク



■関連エントリー
駄ブログ:書籍と私(4) 『日露戦争名将伝―人物で読む「激闘の軌跡」』

書籍と私(15) 『昭和天皇とその時代』
書籍と私(13) 『後藤田正晴―異色官僚政治家の軌跡』
駄ブログ:書籍と私(9) 『昭和史と私』
駄ブログ:書籍と私(5) 『日本海軍の興亡』
駄ブログ:書籍と私(3) 『瀬島龍三 参謀の昭和史』
駄ブログ:書籍と私(1) 『日本陸海軍の生涯』





児玉源太郎―神謀と奇略の大軍師
中村 晃
PHP研究所 (1999/10)
売り上げランキング: 187,001



天辺の椅子―日露戦争と児玉源太郎
古川 薫
文藝春秋 (1996/05)
売り上げランキング: 119,034



秋山真之戦術論集
秋山真之戦術論集
posted with amazlet on 05.12.13
秋山 真之 戸高 一成
中央公論新社 (2005/12)



秋山真之―伝説の名参謀
神川 武利
PHP研究所 (2000/02)
売り上げランキング: 33,928



大山巌―剛腹にして果断の将軍
三戸岡 道夫
PHP研究所 (2000/06)
売り上げランキング: 354,149



乃木希典―高貴なる明治
岡田 幹彦
展転社 (2001/02)
売り上げランキング: 133,015



薮の中・将軍
薮の中・将軍
posted with amazlet on 05.12.13
芥川 龍之介
角川書店 (1969/05)


スポンサーサイト

この記事のトラックバックURL
http://humancomedy.blog7.fc2.com/tb.php/283-6d13cfdc

■『人間喜劇』目次
『人間喜劇』の目次はこちら
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
COPYRIGHT © 2005 人間喜劇 ALL RIGHTS RESERVED. POWERED BY FC2
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。