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漱石「夢十夜」でユメのコラボ…11人の監督が映画 (夕刊フジ) - goo ニュース

 映画関係者のコラボレーションについてはあまりパッとしない。夏目漱石の『夢十夜』が映画化されるというのが、僕にとっては衝撃的だ。

 夏目漱石といえば『こころ』とか『それから』。あるいは『吾輩は猫である』や『坊ちゃん』というのが一般的なイメージだろうが、近年とみに評価が高くなっていたのが『夢十夜』である。

 漱石が見たという夢を十編にわたって物語る短編集が『夢十夜』である。夢を題材に扱うというだけあって、幻想的で突拍子もない展開が見られる。ここから、漱石の潜在意識を紐解けるという点から、心理学の側面からの研究がなされていたし、幻想的なイメージの広がりに人気が集まっている。

夢十夜



 上記のように、数年前に絵本が刊行されているし、『坊ちゃん』などが教科書から消えるなか、逆に『夢十夜』は高校の現代文の教科書に採択されてもいたように記憶している。

 そんな可能性豊かな作品だからこそ、映画化の企画が決行されることになったのだろうが、どうやら真摯に扱う気はないらしい。

夏目漱石の幻想小説「夢十夜」が、ベテランから若手まで11人の監督(うち一組は共同監督)によってオムニバス映画「ユメ十夜」(日活、来年公開)として撮影が進んでいる。その中の「第六夜」(松尾スズキ監督)では、鎌倉時代の仏師、運慶が現代風のダンサーの衣装で登場し、「キターーー!」「萌え~!」などのセリフを発し、仏像を刻みながら流行のトランスに乗って踊るという奇想天外なミュージカル仕立て。漱石と2ちゃんねら~が“夢のコラボ”!?


 『ユメ十夜』と題するだけあって、現代のサブカルを取り混ぜた作品に仕上がりそうな印象をもつ。まあ、例示されているのは十夜あるうちの一夜だから、速断するにははばかられるが、それでも連想するのは『真夜中の弥次さん喜多さん』である。

 表現の仕方にはいろいろあるから、この動きはそれはそれでまあよいとは思うけれども、もったいないと思う。『夢十夜』の世界を文脈に沿ってイメージを映像化した方が、見どころがあるものになるように思う。エンターテインメントの作品とするよりは、芸術作品として挑戦してもらいたかった。

 そういうわけで、この映画に2000円も払うのははばかられるなあと思いつつ、見には行かないとなあと思うのであった。



■トラックバック送信先
対内言語と、対外言語と!:≪夢十夜≫夏目漱石‐作家の素顔と云える面が垣間見える小品集
おきらくごくらく:夢十夜
365day s:凄く読みたい
kiku's:『夢十夜』の映画化のこと。



■関連リンク
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夏目漱石『夢十夜』(青空文庫)



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社会と私(43) 檸檬と丸善
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対内言語と、対外言語と!
- katu #- | URL |
先日WOWOWで舞台『電車男』を見ました。言葉の銃撃戦が面白かった。映画やテレビドラマは見ていない。現代風俗をさもそれらしく扱って面白くなうどうと予測できるからだ。
 言葉の応酬により一つの真実を現すという点で、電車男は勧進帳に似ていて、その伝統をもつ私たちには受け入れやすい作品かもしれない。
2005/11/05(Sat) 22:38:16[ 編集 ]
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- kiku's
『第一夜』の主人公ふたりが小泉今日子と松尾スズキ、監督は実相寺昭雄。このニュース
2005/11/18(Fri) 14:07:08
- 対内言語と、対外言語と!
 先日WOWOWで舞台≪電車男≫を見ました。言葉による銃撃戦が面白かった。映画やテレビドラマは見ていない。現代風俗をさもそれらしく扱って面白くなうどうと予測できるからだ。 言葉の応酬により一つの真実を現すという点で、電車男は勧進帳に似ていて、その伝統をもつ私
2005/11/05(Sat) 22:59:58
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