人間喜劇
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 田舎で生まれた僕にとって、梶井基次郎の『檸檬』に出てきた「丸善」は何ら馴染み深いものでもなかった。上京してから、丸善系列の本屋に巡りあい、こんなに大きな企業だったのかと思ったものだ。

閉店惜しみ置きレモン 小説「檸檬」ゆかりの京都・丸善 (朝日新聞) - goo ニュース
老舗書店の丸善『檸檬』1000冊の別れ (産経新聞) - goo ニュース

 京都にある丸善は『檸檬』の舞台らしい。そんな店が現存すると知って驚きだ。訪れてみたいと思ったのだが、どうやら閉店するらしい。

 ゆかりの地とあって、当の『檸檬』の売れ行きもすごいようだ。確かに、『檸檬』を買うために丸善を訪れたくなるし、それと知らなくても、店頭でその情報に接すれば、ワンコインは惜しくないとも感じるだろう。

 僕自身はと言えば、梶井基次郎の作風はどうも好きではない。高校の教科書に出てきたり、大学の授業で取り上げられたりしたけれども、閉口するばかりだった。ただ、最後のシーンは確かに印象的で、セピア色でしか想像できなかった物語の中で、「檸檬」の色だけは鮮やかに想像できた。また、「檸檬」を置いていってしまうのも印象的である。

 この「檸檬」を置いていく行為が最近続出しているらしいが、これもまた共感できる。さりげなく、誰にも見られることなく「檸檬」を置いていく行為は、いたずらなどではなく、梶井や『檸檬』や丸善に対する思いだろう。自分の中で醸成したその思いは文学作品の一部だろうし、置いていかれた十数個の「檸檬」それぞれに、『檸檬』それぞれの解釈が詰まっているに違いない。



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