人間喜劇
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『ポストマン』
【※ネタバレあります※】


ポストマン原題:THE POSTMAN
製作年:1997年
製作国:米国  177min.

・監督・制作:ケヴィン・コスナー
・出演:ケヴィン・コスナー/ウィル・パットン/ラレンツ・テイル/オリヴィア・ウィリアムズ/ジェームズ・ルッソ 他

ポストマン - goo 映画
ポストマン - allcinema ONLINE
ポストマン@映画生活


内容紹介:
ケビン・コスナーが『ダンス・ウィズ・ウルブズ』に続き、監督・主演を務めたヒューマン・ドラマ。退廃した近未来のアメリカを舞台に、人々の心に灯をともす郵便配達夫のドラマを描く。西暦2013年、大規模な世界大戦後、無政府状態になったアメリカではテロが横行し、殺し合いが日常茶飯事となっていた。通信網は分断され、近隣の町とも連絡が取れない日々。そんな絶望的な毎日を送っていた人々の前に、ある日ひとりの男が現れる。

評価:★★☆☆☆(2点/5点)
・2005/05/21 Movieplus


 『ダンス・ウィズ・ウルブス』をつくった監督がこんな退屈な作品をつくるというのは解せない。

 退屈に思った最大の原因は作品世界の設定が甘いことによるだろう。この世界に入りきることはできなかった。それを三時間も強いられたいうのも苦痛だった。

 作品がつくられた時点でどうだったのかは微妙だけれども、核戦争後の世界っていうのがダサい。そして、荒廃した世界の設定も甘い。文明のレベルがあいまいで、南北戦争期の世界にむりやりタイムスリップさせたような感じだが、それで現代の文明社会を知った民衆がそれになじむのかといえば、そうではない気がする。

 南北戦争世界にタイムスリップした現代人が、現代文明を忘れるわけがない。服ひとつをとっても、もっとファッション性があるものにするだろうしなあ。というか、彼らは何を生業としているのだろう。農民という雰囲気はしないし、だとしたらどうやって生活をしているのか。

 加えて謎の軍隊。何のために存在し、何のために組織を必要としているのか。この軍隊はどの程度の範囲をその勢力圏としているのか、対抗勢力はないのか。軍隊であれば搾取しているのかと思うが、将軍――組織のトップが将軍だけというのも何だかなあ。。。――の生活を見るとリッチな暮らしをしているわけでもない。

 兵隊達に映画を見せるシステムも疑問符がつく。そして『サウンド・オブ・ミュージック』を好まれ、『ユニバーサルソルジャー』はブーイングっていうのも何が言いたいんだか。。『ユニバーサルソルジャー』もB級映画としては楽しめる面もあるとおもうんだけどなあ。。というか、そんな技術だけがポッカリと浮いて使用できるっていうのが、この世界の理解の妨げとして大きな要素にもなるのだ。

 というところで、根本的な作品世界の設定に大失敗しているので、この映画は疑問符の連続で見るしかない。



 まあ百歩ゆずって作品世界を理解したことにしたとして、政府がすぐに郵便制度を復活するということを誰もが信じるというのが何だかなあと。

 情報ネットワークというのは重要だし、人と人を結ぶ役割が力を持つみたいなことが言いたいだろうということも理解できる。また、その言わんとするところも同意する。けれどもあまりにも都合の良い設定で信ずるに足りないというところだ。

 軍隊の八箇条の暗唱の時点で、オチもだいたい予想できたし。伏線がわかりやすすぎというか、軍事力をもたない「ポストマン」が最後には軍隊を破るわけだから、リーダーに挑戦できるという掟を使うに決まってると考えられるし、以前リーダーに敗れた奴が最後には殺すんだろうなとも予想できる――じゃなきゃ、あんな意味のないシーンをつくるわけないじゃないか――。

 いっぽうで必要あったのかと後でいぶかられるシーンも多々あり、三時間は無駄無駄って感じだ。半分以下におさえられたんじゃないだろうか。

 ラストシーンもチープだし、作品世界の設定に疑問が投げかけられるような感じもした。無駄にCGを使っているところも映画のチープさを増すのに役立っている。



 人に喜びを与え、それが力を与え、団結していく。それが手紙であり、それは人の気持ちである。そうしたテーマ自体はよかったと思うのだけれども、こんな世界に三時間もつきあわされたらたまったものではない。ウィル・パットンの演技とケヴィン・コスナーの語りに興じることができたのがせめてもの救いかもしれない。。。



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