人間喜劇
気が向いたとき気が向いたことを書いていきます。。。

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■『人間喜劇』目次
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 日本テレビの深夜放送、『少女B』が最終回を迎えた。2クール、つまり半年間の放送だったわけだが、よくこんなにも長期間もったなという感想だ。三ヶ月前に終わっていても不思議ではない番組だった。まあつまらないこと。

 出演は長井秀和さん、あべこうじさん、だいたひかるさん、レギュラー、アンガールズ、ポイズンガールバンドの6組だったわけだが、キャスティングが失敗した番組だと言えると思う。

 アンガールズ、ポイズンガールバンド、だいたひかるさんの三組が、他の芸人とからむことが恐ろしくヘタなのである。寒いこと寒いこと。また、あるあるネタや引き芸で人気を博した彼らだから、コントでのキャラ作りやギャグもまたお粗末だった。

 『メンB』の後釜の番組だったので、続けて見てみたのだが、まあつまらないこと。最近は全く見ていなかった。というわけで、次回からは『メンB』の復活を希望したい。



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『人志松本のすべらない話3』

2005/09/27 25:35-26:35 フジテレビ

・宮川大輔:「小学校の友達 エンボウ」
・ほっしゃん。:「先輩芸人 シベリア文太」
・宮川大輔:「小学校の友達 クニゲン」
・ケンドーコバヤシ:「親父」
・河本準一(次長課長):「おかん」
・ほっしゃん。:「ジェットコースターで撮影」
・千原ジュニア:「遠足前の集会」
・河本準一(次長課長):「おかん ゴマが喉に・・・」
・松本人志:「今年の誕生日」
・川島明(麒麟):「厳格な親父」
・ケンドーコバヤシ:「希望総連おじさん」
・河本準一(次長課長):「おかんとおとんと・・・」
・河本準一(次長課長):「『実姉がレズ』・・・その後」
・ケンドーコバヤシ:「お洒落な千原ジュニア」
・宮川大輔:「松本さんと沖縄旅行」
・ほっしゃん。:「京唄子師匠」
・ほっしゃん。:「ホテルでの出来事」
・高橋茂雄(サバンナ):「へたれの友人 寺田君」
・千原ジュニア:「温泉宿」
・松本人志:「モザイク消し」
(敬称略)



 「すべらない話」もとうとう三回を数えるにいたった。印象に残ったものをレビュー。



・宮川大輔:「小学校の友達 エンボウ」

 ふつうにおもしろかった。


・ほっしゃん。:「先輩芸人 シベリア文太」

 この話はよく聞くよなあ。以前ジュニアさんがこの話をしていたような気がする。でも、オチを知っていても何度聞いてもおもしろい。そういう意味では「すべらない話」だよなあ。


・千原ジュニア:「遠足前の集会」

 今回一番のヒットの話だった。バカ兄貴と友達のおもしろさに加え、ジュニアさんのネタの話し方はやはりうまい。


・河本準一(次長課長):「おかん ゴマが喉に・・・」

 今回第二位(個人的に)。もやしかよ!


・河本準一(次長課長):「『実姉がレズ』・・・その後」

 「姉がレズです」がここまで続くとはね。どこまで実話なんだか。。。


・ケンドーコバヤシ:「お洒落な千原ジュニア」

 これは、大阪で頂点を走っていたジュニアさんを知らないとおもしろくないだろう。しかし、僕は知っている。大爆笑だ。確かに「バーン」とかやってそう。「すんげー」の本番前にはこんなことやってたのね。しかし、ケンコバさんのこの話に何も噛み付かないジュニアさんはやっぱり変わったなあ。昔であれば一ネタかぶせてくるんだろうけど、東京に来て牙を抜かれちゃったよなあ。。。


・千原ジュニア:「温泉宿」

 やっぱりジュニアさんは実話をネタにして話すのがうまい。そして、松本さんのいやらしさよ。。。



 というところで、ジュニアさんのテクニックに印象が残る今回だった。これまでの三回、ジュニアさんはバカ兄貴ネタと木村祐一さんネタばかりやっているけれど、大阪時代には実の父はじめさんをネタにしていろいろとしゃべっていたのを思い出すと、まだまだストックはたくさんありそう。しかも、はじめさんネタはバカ兄貴よりも木村さんよりもおもしろいからなあ。父と飼い犬と飼い猫の話をもう一度聞きたいと思う今日この頃。。。

 思えば、ジュニアが実話をネタにして話す技術は、大阪時代に父のことを話すことで鍛えられたんだろうなあ。

 いっぽう、期待のケンコバさんは、今回はいまいち不発という感じだ。まあ彼が本気を出してしまったら、電波にはのせられなくなるだろうし、悩ましいところだ。。

 そういえばメッセンジャーの黒田さんは今回欠席だったが、もう一度挑戦してもらいたいものだ。彼ほどの貧乏な少年時代を経験している人でないと、やっぱり実話ネタはストックに乏しいんじゃないだろうか。そういう意味で、今回初参加のサバンナ・高橋さん、麒麟・川島さんの話はインパクトに欠ける。まあ、八人もメンバーがいて、一回しか話すチャンスがなかったのは厳しいところだけれども。。

 高橋さんなどは、ネタをしゃべることよりも、コントや言葉遊びで実力を発揮する人だから、番組の趣旨とは少しズレている気がしないでもない。

 しかし、こうしてみると、大阪NSC卒業生はやっぱりすごいなあ。特に、2丁目劇場の面々。あの時代が懐かしい。。。八人になったことだし、時間枠も次回からは拡大してほしいところだ。



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『NANA』

Nana (13)


矢沢あい  著
「Cookie」(集英社)連載中。単行本13巻まで発刊中。映画化、ゲーム化されている。


 映画化されて上映中の『NANA』である。中島美嘉さんがキャラクターそっくりとの噂も聞くし、様々なテレビの特集にとりあげられ、メディアミックスで注目を浴びている。

 観ようか観まいか迷っているところなので、全巻借りて読んでみた。少女漫画を本格的に読むなどまったく初めてのことなのだが、さてさて。。。

 端的な感想を言ってしまえば、きれいすぎるきらいはあるものの、純粋におもしろいと思う。まあ、娯楽としてはオッケーという感じ。ただ、残るものがあったかというと、それは微妙である。。。ただ通り過ぎていったが、おもしろかったという感じだ。

 ところで、連載中の作品らしいが、物語の展開として、現時点で先が読めてしまうのが、限界あるなあという印象。

 13巻までは奈々のほうの恋愛物語が中心となり、そこに友情の問題とか、サクセスストーリーとかがからんでいるわけだけれども、現時点で、その奈々の恋愛は一段落した感があり、大きな展開は予想しがたい。

 今後はナナのバンドののし上がり方、脇役達の恋愛、レンのバンドのスキャンダルが中心になっていくと思われ、これまで人気を博してきた「恋愛」という軸からは大きく方向転換されることが予想される。その意味で、今後もおもしろさを維持し、人気をキープし続けるのかは未知数だ。まあ作者は大変な人気作家らしいので、そんな心配をよそに、今後もおもしろい作品となるとも思うのだけれど。

 加えて気になるのが、映画がどこまでのストーリーを採用しているのかという点。映画の続編という噂もあるが、となると、どこまで話が進んでいるの?そして、これを映像化する意味(商売以外に)はあるの?

 中島美嘉さんが歌う主題歌『GlamarousSky』はキャラに合わず、ポップで売れそうで、よくここまでの歌をつくって歌ったなと思うのだけれども、それ以外に見どころはあるのかなあ。。。



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楽天、田尾監督を解任…後任に野村克也氏ら浮上 (読売新聞) - goo ニュース

 ゴールデンイーグルスの田尾監督の解任が決まったらしい。ちっとも金を出さないのに結果だけは求めて、ゼロからのチーム作りの意識が見られない。

 監督業を初めて体験する田尾氏なのだから、もう少し時間を提供するのが筋だろう。お金も時間も与えずに結果を求めるのならば、はじめから敏腕監督を据えるべきだったし、およそビジネスにかかわる人物が行う決断とは思えない。

 そして、後任監督に野村氏の名前がいの一番にあがる点でも首を傾げざるを得ない。ご老体にでてきていただいて、イーグルスをどういったチームにしようと言うのか。ビジョンの見えてこないチーム運営にうんざりである。

 具体的な人選の私案は過去のエントリーを見ていただきたいが、原監督が望み薄となった現状、時間も金もない中で結果も出せてエネルギッシュな監督なんていないだろうな。監督自体を自ら育て上げる気骨がほしいところだが、まあ期待はしない。

 でも野村さんってどうよ。ご老体でも、木内監督や中村順司監督の名前が出てきた方がセンスを感じたのに。あ、でも木内さんはダメか。。。



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『ヒトラー~最期の12日間~』
【※ネタバレあります※】


ヒトラー 最期の12日間
原題:DER UNTERGANG
製作年:2004年
製作国:独国  155min.

・監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
・製作:ベルント・アイヒンガー
・脚本:ベルント・アイヒンガー
・出演:ブルーノ・ガンツ/アレクサンドラ・マリア・ララ/コリンナ・ハルフォーフ


『ヒトラー ~最期の12日間~』オフィシャルサイト
ヒトラー ~最後の12日間~ - goo 映画
ヒトラー~最期の12日間~@映画生活
ヒトラー ~最期の12日間~ - allcinema ONLINE


内容紹介:
 ヒトラーが地下の要塞で過ごした最期の12日間に焦点を当て、彼の個人秘書を務めたトラウドゥル・ユンゲの目を通して歴史的独裁者の知られざる側面を浮き彫りにしていく衝撃の実録ドラマ。監督は「es[エス]」のオリヴァー・ヒルシュビーゲル。主演は「ベルリン・天使の詩」「永遠と一日」のブルーノ・ガンツ。歴史家ヨアヒム・フェストの同名ノンフィクションとヒトラーの個人秘書ユンゲの回顧録を原作に、戦後最大のタブーに真正面から挑んだ問題作。
 1942年、トラウドゥル・ユンゲは数人の候補の中からヒトラー総統の個人秘書に抜擢された。1945年4月20日、ベルリン。第二次大戦は佳境を迎え、ドイツ軍は連合軍に追い詰められつつあった。ヒトラーは身内や側近と共に首相官邸の地下要塞へ潜り、ユンゲもあとに続く。そこで彼女は、冷静さを失い狂人化していくヒトラーを目の当たりにするのだった。ベルリン市内も混乱を極め、民兵は武器も持たずに立ち向かい、戦争に参加しない市民は親衛隊に射殺されていく。そして側近たちも次々と逃亡する中、ヒトラーは敗北を認めず最終決戦を決意するが…。

評価:★★★★☆(4点/5点)
ヒトラーよりも組織論とかに興味が向いた。
・2005/09/25 MOVIX橋本


 鑑賞後の感想の第一声としては、邦題のセンスの悪さには呆れるということを言っておきたい。もう最悪だ。

 原題は『DER UNTERGANG』。辞書的には、「【1】(太陽・月などの)入り【2】沈没【3】没落,滅亡,破滅」という意味になる。「ヒトラー」とタイトルをつければ客が呼べるということなのだろうが、映画の内容とかけ離れすぎる。この映画は、ただヒトラーにのみ焦点を絞ったものではない。ぱっと思いつく感じでタイトルをつけるとすれば、『第三帝国の瓦解』とか。あ、僕もセンスないな。。。しかし、『ヒトラー~最期の12日間~』というタイトルで勘違いをさせる点はかなりマイナスである。

 さて、宣伝的要素は配給会社の問題なので、映画自体の内容の方の感想を書きたい。



●ヒトラーの描写
 1942年を最初に描き、自殺直前を描くことで、左手の震えの描写が生きた。

 彼の猜疑心がよく伝わってくる。会いに来る者に対して忠誠を確認でき安心する一方、会いに来ないものは裏切り者と決め付ける。その猜疑心は、人が多い空間であればあるほど高まり、左手の震えは大きくなる。シュペーアと一対一で話をしているときに、彼の「裏切り」の独白を聞いたときには、ヒトラーは冷静さを何とか保ち、左手の震えも目立たなかった。

 しかし、作戦会議で狭い部屋に20人弱が集まる空間にあると、その猜疑心は在席する全てのものへ向けられ、状況が思い通りに行かないこと、部下からの反対意見に直面して、左手の震えは激しくなり、錯乱の中で演説を始める。口にするのは裏切り、裏切り、裏切りだ。

 猜疑心のかたまりだからこそ、降伏はしないし国民も道連れにする。忠誠を確認したいのだろう。

 惜しむらくは、ヒトラーのしてきたこと――ユダヤ人虐殺、領土的野心など――が当然のこととして頭に浮かんでこないことだろう。日本人として、この戦争のヨーロッパ戦線に詳しくないことで、映画の途中、ふとした瞬間に、この人物が悪魔であったことを忘れてしまう。この錯乱状態の人は何を犯した人だったかと思い出す作業を必要とする。



●市民の描写
 邦題を見ていると、市民のことなどあまり描かれないだろうと考えてしまうのだが、映画全編に渡って、一人の少年の行動を追っていく。

 洗脳により市民軍参加していたものが、その戦闘に疲れ、家に逃げ出してきたとき、少年は疲れ果てていた。ベッドで眠る少年をいたわり、母が祖父に向かい、「熱が…」と言うと、祖父は、「だが生きている」と言う。

 このシーンが、この映画の中で最も感銘的だった。血が流れる、熱がある。体調は悪くても、それこそが生きている証拠であり、価値あることなのだな。



●側近の描写
 官邸地下室という空間で、ソ連軍が迫る中の退廃の様子は印象的だ。はじめは禁煙だったはずの地下室が、酒盛りの場が作られ、タバコが蔓延する。特殊な状況下での秩序の失われ方として印象的である。欲を言えば、煙をもっとためた描写をすべきだったか。あんな閉鎖された空間で何十人もが煙草を吸っていたら、空気は煙にまみれて真っ白になり、煙たくて仕様がないだろう。そのあたりをもう少しリアルに描いてもらってもよかったかと思う。

 退廃的な状況へと陥る将校達と市民軍の対比も切ない。酒をあおっている暇があれば戦うべきかとも感じるのだが、彼らの任務はそれではない。さりとて、機能麻痺した総統からの命令がないので、なすすべもない。死を選ぶこともまだ許されない。

 いっぽうで、猜疑心深いヒトラーの洗脳が最後まで生きている点も見逃せない。側近はヒトラーを信じ、尊敬し、彼のために徹底抗戦し、最後には死を選ぶことが当然と考えている。

 ゲッベルス夫婦が最も印象的で、ヒトラーへの忠誠は非常に深い。自らの子どもまでも道連れにして死を選ぶ点で、洗脳の深さには驚くし、そうした価値観を植え付けることに成功したヒトラーの方法とは恐ろしいものだ。



●末期の組織
 この映画で最も考えさせられたことは、末期の組織運営である。

 敗戦濃厚にもかかわらず、いまだに勲章を与える風景があり、ナチス親衛隊(SS)が逃亡者を狩る風景がある。

 冷静に考えれば、これらの組織行動は、平時において民衆を管理するための方法だ。勲章を与えることで兵のモチベーションを高め、政策にそわない市民を弾圧することで誘導することができる。

 敗戦濃厚の状況でこれらを施行したところで、効果など認められるはずもない。しかし、手段の目的化が起こり、それらの行動は続けられる。人間の恐ろしさをかいま見る気がした。

 さらに最悪なのは、最高指揮官が機能麻痺しており、命令が発せられないことでその行動は続いていくことだ。命令がないことで、組織は混乱し、無駄な行動は続いていくのだ。狂った指導者を持つことで、攻撃される側ばかりでなく、その内部までも悲劇に見舞われるというのは、組織の運営として示唆あるものと感じられたし、組織内の個々の人物が考えをもって有機的に行動できるようにならなければ、危険に陥るのだと思った。

 トラウデル・ユンゲ本人の弁が最後に登場したが、一人一人に責任があるというのは、こういうことかなと感じた。



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MyPersonalLinks+:「ヒトラー~最期の12日間~」の公式ブログ 等々【追加情報】
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肯定的映画評論室・新館:『ヒトラー ~最期の12日間~』、観ました。
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桂木ユミの「日々の記録とコラムみたいなもの」:殺人鬼ヒトラーの内面を描く◆『ヒトラー ~最期の12日間~』
ネタバレ映画館:ヒトラー ~最期の12日間~
極私的映画論+α:ヒトラー ~最期の12日間~ (2004) DER UNTERGANG 155分
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試写会帰りに: 「ヒトラー ~最後の12日間~」
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ヒトラー~最期の12日間~@映画生活
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田村伊知朗政治学研究室: 『ヒトラー~最期の12日間』死と犬死への序曲 完結編



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国語テスト、消える長文 著作権理由で訴訟も (朝日新聞) - goo ニュース

国語の長文読解問題なのに、肝心の「長文」がない。ドリルなど副教材を作っている教材出版社が小学生向けに作る教科書準拠型のテストや、大学入試の過去問題集の一部で、そんな「異常事態」が続いている。理由は著作権。長文の作者である作家らの利用許可が得られていないためだ。来月にも新たな提訴が予定されるなど、教材分野でも、著作権紛争が熱を帯びている。


 小説や評論が教科書に掲載されたり試験問題に登場したりするとき、そこに作家の価値は存在しているのだろうか

 小説や評論が単独で存在するとき、そこには執筆者の「主張」が存在しており、それが価値だと思う。そこに我々は代金を支払う。「主張」がないのなら「娯楽」という側面もあるだろう。小説などはそういうものも多い。そして「娯楽」に対して対価を支払うわけだ。

 「教材」として文章が採用されるとき、そこに「主張」や「娯楽」が存在しているのだろうか。「教材」には文章読解力の成長を促したり試したりする側面しかないように思う。そして、そこに我々は価値を見出し対価を支払う。

 とすると、「教材」における価値は問題文にこそあり、そこに「主張」や「娯楽」の価値は見出されない。問題作成者は文章を「引用」することで読解力についての教育を施そうとしているだけで、問題文の著作権は問題作成者にこそ存在すると思う。

 長文の作者たちが著作権を用いて教材に訴訟を起こすなど愚の骨頂で、価値を提供していないのに代価を求めようとするなんて盗っ人猛々しい。



 文章作者はむしろ、問題文に採用されることで広告効果を得られているわけで、むしろ問題作成者に足を向けては寝られないだろう。

 この広告効果は、問題を解く学生に対しても適用されるし、問題作成者に対しても適用されるはずだ。訴訟なんてしていたらブラックリスト入りして、教育サービス業界からは見向きもされなくなるだろうし、問題に取り上げられなくなることで、学生の目にも触れなくなってしまうだろう。



 仮に訴訟をすることを許容するとすれば、自分の「主張」を切り取られて掲載されることで、価値を損なわれたことに対するものであるべきだろう。

 問題文においては価値を提供していないくせに権利云々を叫ぶことで、問題集の業界に影響を与えることが何を意味するか。学生に対して不利益をふりまき、学生の文章読解力育成の妨げをしていることに他ならない。これは、自らの首を締める行為とも考えられ、自らの文章に価値を見出し対価を払ってくれる人材育成を放棄していることになっていると感じられる。

 目先の利益しか考えられない作家、巨視的な視野を持てない文筆家の文章など価値はないのだろうが、一部のこういった輩のせいで、日本人の文章読解力が停滞する可能性があることは残念だ。



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どことなくなんとなく:日本語



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 バタバタと日々を過ごしている中で、悲しいニュースが飛び込んでいた。取り上げるには遅きに失しているが、ログとして残しておきたくもあり、エントリーしたいと思う。

後藤田正晴氏、死去 91歳 (産経新聞) - goo ニュース

 僕が愛読する佐々淳行氏の書籍に度々登場する方である。

 経歴としては、警察官僚から政界入りし、中曽根内閣では官房長官として辣腕をふるい、引退後も論客として政界に意見をしてきたというかたちだ。

 前述の佐々氏が若者に馴染み深い存在となるきっかけとなったのが、『日本の夜ふけ』という番組なのだが、佐々氏の是非にと強く薦めたことにより、後藤田氏も『日本の夜ふけ』に出演。これで若者にも顔を知られる存在になったと思う。

 僕個人の場合だって、上記の番組がきっかけで、あとは佐々氏の著書からその存在感を知るのみで、直接の行動はあまり見たことがない。中曽根内閣の頃はまだ小学生だった。



 佐々氏の著書から、そのエピソードを拾い出そう。

 中曽根康弘氏が首班指名となり、組閣する際に、トイレで田中角栄氏と鉢合わせた中曽根氏は、後藤田氏を貸してくれないかと依頼。田中氏はこれに快諾した。田中派である後藤田氏を、内閣を二人三脚で動かす官房長官に起用しようという意向は後藤田氏をどれほど嘱望したかがうかがわれる。いっぽう、そうした人事をトイレで決めてしまったという滑稽さもおもしろい。

 中曽根氏の弁を付記しておく。

畏友失い寂寞たる気持ち=後藤田氏死去に中曽根元首相 (時事通信) - goo ニュース



 ビジネスマンにはファンも多い佐々氏なので、引いては後藤田氏信者になるパターンも少なくないと思う。そうしたなかで、「後藤田五訓」はあまりに有名だし、掃海艇海外派遣反対のエピソードも有名だろう。このあたりの主要な後藤田氏エピソードは、以下のコラムがよくまとめていると思う。

9月22日付・よみうり寸評 (読売新聞) - goo ニュース
9月22日付・編集手帳 (読売新聞) - goo ニュース

 カミソリの「刃先は時に上にも向いた」とは言いえて妙。

 「ハト派」として認知されていた後藤田氏なので、左の論客朝日新聞や、各党も好意的な弁を寄せている。

最後まで貫いた「非戦」 亡くなった後藤田元副総理 (朝日新聞) - goo ニュース
民主代表「対アジア再考の節目に」=共産、社民は護憲姿勢評価-後藤田氏死去 (時事通信) - goo ニュース

 旧内務省系すなわち警察官僚であった後藤田氏がハト派であるというのも違和感を禁じえないのだが、佐々氏いわく、後藤田氏は軍事的にはハト派で治安的にはタカ派だったとのことである。いっぽう、佐々氏はいずれもタカ派であり、軍事的な点についてはよく意見が衝突していたとのこと。

 件の中曽根内閣での海外掃海艇派遣についても、時の中曽根首相の前に当時内閣安全保障室長だった佐々氏を連れ出し、掃海艇派遣を主張する佐々氏を叱り飛ばして、首相に対して暗に派遣反対をとなえて思いとどまらせることに成功したらしい。

 このあたりは上司操縦術としてビジネスマンにも参考になる行動だろう。



 さて、先に少し触れた後藤田五訓について、最後に紹介しておこう。これは、肥大化し硬直化した組織に対して適用できる訓示であり、普遍的なものであるとは思えないのだが、第四条などは常に自分を戒めるものとしておぼえている。

 一 省益を忘れ国益を想え
 二 悪い本当の事実を報告せよ
 三 勇気を以って意見具申せよ
 四 自分の仕事でないと言うなかれ
 五 決定が下ったら従い、命令は実行せよ

 こちらの詳しい説明は、佐々淳行氏著作の『わが上司 後藤田正晴』に詳しい。下方のリンクをご参照いただきたい。



 あらためて、氏の示唆に富む行動に敬意を表すると共に、心からの哀悼の意を表したい。合掌。



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MyPersonalLinks+:【訃報】「カミソリ後藤田」こと元副総理、後藤田正晴氏逝く~享年91歳~
tklo3log:後藤田正晴氏 死去
tklo3log:後藤田正晴氏 死去(2)
社長の本音日記:カミソリ後藤田逝く
JIROの独断的日記ココログ版:「後藤田正晴元官房長官死去」 一貫して論理的な主張を持っていた政治家だった。
週刊!Tomorrow's Way:後藤田正晴氏のこと。……カミソリと言うけれど、おちゃめな印象だった。
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■『人間喜劇』目次
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 とある飲食店に入ったときに、一枚の貼り紙を目にした。

 アルコール類の販売について、年齢確認をする場合があるとの断りの旨が書いてある。まあよく見る文面だ。

 けれども、最後の文面が気になった。

 「未成年の飲酒は法律により禁止されています」この文の後に、警察庁とくるのは、まあうなずける。青少年の非行を取り締まる監督官庁だ。

 でも、その警察庁の後に、財務省・国税庁と続いているのだ。

 なんでこの法律にお金を司る官庁が関わっているのか謎だ!

 法務省とか総務省とか厚生労働省とかだと、何か関係ありそうな気もするのだけれど、財務省・国税庁が何で?教えて、エロい人!



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 ITサイトでなにゆえマツケンサンバ!?

 とゆうわけで、発売だそうだが、僕はなーんの興味もない。



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■『人間喜劇』目次
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1980円のプレゼンテーションソフトでPowerPointに挑戦するソースネクスト - ZDNet Japan

ソースネクストは9月13日、サン・マイクロシステムズとの共同企画により、ワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトなど5種類のビジネスソフトで構成されるMicrosoft Office互換オフィスソフトの最新版「スタースイート8」およびMicrosoft PowerPoint互換プレゼンテーションソフトの新製品「超五感プレゼン」の提供を開始することを発表した。


 見出しだけみると、お金がかかるなら、Openofficeが優先されて、お金がかかるならば大して購入されないんじゃないかと思ってしまう。

 でも、今回のソースネクストが発売するプレゼンテーションソフト、超五感プレゼンは、MicrosoftPowerPointと大変互換性が高いらしい。確かにOpenofficeの場合は互換性が低いから、超五感プレゼンはその意味でアドバンテージがある。

 ソースネクストのセキュリティソフトを思い出してみると、安いことの他にメモリをくわないという特長もある。メモリをくい、容量も大きいOpenofficeを考えると、2000円という価格は結構安いと感じられる。

 というわけで、上記のような事情をどう宣伝するかがこのソフトのポイントになってくると思うのだが、「超五感プレゼン」というネーミングはいかんせんセンスが悪すぎる。五感と互換をかけたのだろうけれど、ソフトの名前とはとても感じられない胡散臭さは何とかならないものか。

 まあ始めはPCのバンドルとしてどれだけ広がるかが鍵となるんだろうな。静観静観。



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Good Bye Internet .com: 「第43回宣伝会議賞」と「ひとつ上のプレゼン。」



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FC2 アクセス解析 -無料アクセス解析レンタル-

 ちょっと前のことになるが、FC2提供のアクセス解析が機能アップしたというアナウンスがあった。


お知らせ (08/19/2005)
要望の多かったブログ専門の検索サイトにも対応致しました.
また、下記検出率も大幅に機能UP致しました。
  検索エンジン" の検出率
  ブラウザ" の検出率
  OS の検出率


 今でも上記のようにトップページに表示されている。

 が、検索エンジンの検出率について機能アップしたとはあっぱり思えない。

 三ヶ月前は大手ポータルサイトの検索エンジンならば、検索キーワードが何だったかをきちんと統計できていたのに、ここ一ヶ月くらいは、さっぱり統計できていない。統計できている割合は、二割程度のように感じる。

 ブログ検索エンジンについては以前から検出不能で、まとめ検索などに対応したことからこのアナウンスをしたようだが、gooブログの検索などには未だに対応していない。

 致命的なのは、Yahoo!の検索エンジンを検出できない点だ。最近ベータ版を公開したYahoo!の検索エンジンだが、これに伴い、さっぱりベータは元より、従来のYahoo!検索エンジンも検出できなくなってしまったのだ。

 検索エンジンといえばGoogleと思いがちだが、日本では、それもブログのような娯楽のコミュニティでは、Yahoo!で検索する人が圧倒的に多い。だから、Yahoo!の検索エンジンを検出できないのは、アクセス解析としては致命的で、それこそ無用の長物だ。

 何に自信をもって「検索エンジンの検出率が機能アップ」したとアナウンスしているのか理解に苦しむが、アクセス解析は乗り換えようかなと思う今日この頃。別にFC2のサービスで統一する必要もないしな。。。



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■『人間喜劇』目次
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『チャーリーとチョコレート工場』
【※ネタバレあります※】


チョコレート工場(ジョニー・デップ) 2006年度 カレンダー
原題:CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY
製作年:2005年
製作国:米国/英国  115min.

・監督:ティム・バートン
・原作:ロアルド・ダール
・音楽:ダニー・エルフマン
・出演:ジョニー・デップ/フレディ・ハイモア/ヘレナ・ボナム=カーター/デヴィッド・ケリー/ディープ・ロイ/クリストファー・リー/ノア・テイラー


チャーリーとチョコレート工場 公式サイト
チャーリーとチョコレート工場 - goo 映画
チャーリーとチョコレート工場@映画生活
チャーリーとチョコレート工場 - allcinema ONLINE


内容紹介:
 ロアルド・ダールの世界的ロングセラー児童書『チョコレート工場の秘密』を、71年のジーン・ワイルダー主演「夢のチョコレート工場」に続いて2度目の映画化。監督・主演は、これが4度目のコンビ作となるティム・バートン&ジョニー・デップ。一風変わった経営者に案内され、謎に満ちたチョコレート工場を見学できることになった一癖も二癖もある5人の子供たちが体験する驚きの世界を、イマジネーション溢れるヴィジュアルとブラックなユーモア満載で描き出す。
 失業中の父、母、そして2組の寝たきり祖父母に囲まれ貧しいながらも幸せに暮らしている少年チャーリー。彼の家のそばには、ここ15年間誰一人出入りしたことがないにもかかわらず、世界一のチョコレートをつくり続ける謎に包まれた不思議なチョコレート工場があった。ある日、工場の経営者ウィリー・ウォンカ氏は、全商品のうち5枚だけに入っている“ゴールデン・チケット”を引き当てた者にだけ、特別に工場の見学を許可する、と驚くべき声明を発表した。そして一年に一枚しかチョコを買えないチャーリーも、奇跡的に幸運のチケットを手にし、晴れて工場へと招かれるのだが…。

評価:★★★★☆(4点/5点)
メチャクチャ楽しめた!
・2005/09/11 MOVIX橋本




 ともすれば、すごくつまらない映画になりそうなところを、ティム・バートン監督は、よくここまでに仕上げたなあと思う。

 そのポイントになったのが音楽だろう。冒頭から、好奇心を煽るような音楽で気持ちを盛り上げてくれる。ドラムの音とチョコレートが製造される様子がマッチして、どんな世界が広がるのかと楽しみになる。

 ワンパターンの物語展開のなかでも飽きさせない力を持ったのは、脱落者が出たときに展開するウンパ・ルンパのダンスと歌の痛快さだろう。音のつくりかたも、無難な心はずむ感じだった。クィーンのパクリチックなものなど、「はずれ」なしという感じだった。ウンパ・ルンパの動きも、一人一人が微妙に違い、横並びで揃ってないところがまたよかったと思う。

 幻想的な映像は、『ネバーランド』で見たなあという感じだったが、チャーリーの家の傾き方など、基本的にはセンスのよさを感じた。



 単純なストーリーだけに、オチも見えたのだけれど、飽きることもなかった。いっぽうで、説明不足の不自然さというのもなく、そのバランス感覚に拍手喝采だ。

 チャーリーが、チョコレートよりも家族を選ぶ場面、ウィリー・ウォンカが父との再会を思いつく場面、それぞれ、家族との描写が少なすぎれば説得力に欠けるおそれがあるし、逆に描写を丹念にしすぎれば、ダラけてしまうおそれがあったと思うのだが、そこをバランスよくうまくクリアしていると思う。

 だから、テンポがよくて、安心して見ていられ、楽しめもしたのだろう。



 まあでも、この映画はウンパ・ルンパに尽きるだろう。『真夜中の弥次さん喜多さん』の荒川良々さんのように増殖するわするわ。さすがのジョニー・デップも、この映画ばかりは、存在感だけを見れば、ウンパ・ルンパとチャーリー少年に劣っている。ウンパ・ルンパの顔は『ダンス・ウィズ・ウルブズ』のインディアンの酋長に似てるなあと思いながら見てたのだけれど、そんな奇特な人間は、ブログ界隈では僕だけらしい。

 それにしても、ジョニー・デップの若返り方はすごい。肌はきれいだし、歯並びはきれいだし。髭をはやさず、適度に太ると「きれい」な顔立ちになるなあ。



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本と映画と音楽と・・・お酒が好き:映画『チャーリーとチョコレート工場』貴方は何点?(№073)
利用価値のない日々の雑学:チャーリーとチョコレート工場
極私的映画論+α:チャーリーとチョコレート工場 (2005) 115分
京の昼寝~♪:『チャーリーとチョコレート工場』
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平気の平左:シンプルだが、大胆・・・おまけにブラック 「チャーリーとチョコレート工場」
MoonDreamWorks:「 チャーリーとチョコレート工場 」
試写会帰りに: 「チャーリーとチョコレート工場」
ネタバレ映画館:チャーリーとチョコレート工場
Akira's VOICE:チャーリーとチョコレート工場
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社会と私(39) お酒を飲み交わしたい歴史上の人物

 前回のエントリーで僕個人の「お酒を飲み交わしたい歴史上の人物(日本史)」ランキングを掲載したわけだが、尻切れトンボみたいな感じだという思いをもったので、理由を付記したいと思う。

一位 田沼意次
二位 夏目漱石
三位 大久保利通
四位 昭和天皇
五位 児玉源太郎
六位 石原莞爾
七位 大石内蔵助
八位 伊達政宗
九位 三遊亭円朝
十位 吉田松陰

 ランキングは上記の通り。一位から順に理由を示したい。



●一位 田沼意次
・ともすれば緊縮財政という安易な発想に走りがちな江戸時代において、お金を使うことで経済発展をもたらした部分に興味がある。独自の考えをあの時代に発想し、保持できた点について話してみたい。
・いいお酒をふるまってくれそう。こっちの方がむしろ重要(笑)。

●二位 夏目漱石
・時代をどこまで先読んでいたのか、また小説に考えを投影する手法についてや、彼の観念について、一晩中でも話を聞きとおしたい!
・性格に難あったという点について、どれほどものなのか見てみたい。場合によっては接待呑み会になることも辞さない。

●三位 大久保利通
・近代日本の形成について、どういう青写真を描いていたのか聞いてみたい。
・リーダー論についての話を聞いて糧にしたい。

●四位 昭和天皇
・どれほどの人物なのか、話をして見極めてみたい。
・現在残っている文献が彼の本音なのかどうか直接会って見極めてみたい。
・歴史の分岐点においての考えを聞いていきたい。

●五位 児玉源太郎
・キレ者度がどれほどのものか見てみたい。

●六位 石原莞爾
・キレ者度がどれほどのものか見てみたい。

●七位 大石内蔵助
・歴史の真相を知りたい。
・各場面において豹変する彼の態度について、リーダー論や、平時と危機のあり方についての考えがあったのか聞いてみたい。

●八位 伊達政宗
・野望の持ち方、現実との折り合いのつけ方について、どういう考えをもっていたのか聞いてみたい。

●九位 三遊亭円朝
・楽しい話をしてくれるだろうから。。。
・文学についてどれほどの意識をもっていたのかに興味がある。

●十位 吉田松陰
・幕末、維新の志士を送り出した教育理念について聞いてみたい。
・きっとプレゼンの技術やエネルギーがすごかったと思うので、それを生で見てみたい。



 というところだ。基本的に、安易な有名人よりも、教科書の隅っこに載ってる人を人選したし、文献に名前も載らない一般民衆に話を聞きたいなあとも思う。そういう意味で、日本国民の意識の変化は見てみたいなあとも思うけれども、それは純粋な歴史への興味からで、自分の人生にも生かせる話をしてみたいという意識をもってると、上記のような感じになるな。。。

 時代の真ん中に立った主役よりも、少し芯を外したところにいる有名人のほうが、有能だとも思っているので。。。自分自身、ピラミッドの頂上に立つとは思ってないので、その「上位」に立つ人に話を聞く方が勉強になると思うし。。。



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アサヒビール | ニュースリリース2005 | 0909
『一度で良いから、お酒を飲み交わしたい歴史上の人物は?』調査




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アサヒビール | ニュースリリース2005 | 0909
『一度で良いから、お酒を飲み交わしたい歴史上の人物は?』調査


 アサヒビールがなかなかおもしろいアンケート調査結果を発表している。

 選ばれた歴史上の人物の解説は上記のリリースページに譲るとして、この企画のおもしろさは、歴史上の人物を「お酒を飲みたい場面」に限ってランキングしたところだと思う。

 もちろんビール会社のするアンケートだから、そういう場面になるのは当然という気もするのだけれど、歴史上の人物でこの種のアンケートを思いついたのはすごいと思う。

 上司にしたい人物ランキングとかはありがちのように思うのだが、「お酒を飲みたい」という場面に限定すれば、我々がお酒を飲むことに対する意識が垣間見られる。アサヒがアンケートの際に、それを誘導している向きがあるのは残念だけれど、お酒は話を深めて交流する際に飲むものという意識が、結果から見られるのも事実。

 歴史上の人物に聞きたいことが、歴史から現代の処世術を学びたい点に重点がおかれていることから見ても、それは裏付けられるように思う。

 歴史の真相が知りたいとか、楽しそうな話ができそうという理由はトップではないのが興味深い。お酒がその場の楽しみや知的好奇心の場になるのではなく、人生についての指針を得ようという態度が見られるというのが興味深い。

 バカ騒ぎして楽しんでいるだけと見られていた酔っ払いたちだが、実は結構真剣なのかもしれない。

 いや、上記は極論ですが。ちなみに僕が一緒にお酒を呑みたい歴史上の人物(日本史)ランキングは以下の通り。

一位 田沼意次
二位 夏目漱石
三位 大久保利通
四位 昭和天皇
五位 児玉源太郎
六位 石原莞爾
七位 大石内蔵助
八位 伊達政宗
九位 三遊亭円朝
十位 吉田松陰



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『封神演義』

封神演義〈上〉


封神演義〈中〉


封神演義〈下〉



安能務・翻訳『封神演義』(上・中・下)(講談社文庫 1988/11)
●目次

読書期間:2005/06/02-09/02
評価:★★★☆☆(3点/5点)


 週刊少年ジャンプの連載でアニメ化され、大人気を博した『封神演義』。当時、小説の方を買っていたのだが、読まないでそのままになっていた。ケーブルテレビでアニメが再放送されたのを機に、思い出したようにノロノロと読んでみた。

 なにしろ一冊500ページが三冊に及ぶ大作。そして、どうも性に合わないので、読むスピードも遅くなってしまった。漫画の方はおもしろいのに、小説の翻訳となるとつまらなくなるのは何でだろうと思うと、日本人の感性に合うように描き直している点に原因がありそうだと感じる。



 日本は海外の文化を取り入れて消化する歴史を辿ってきた。古くは中国から儒教を、インドから中国を渡り仏教を、欧米から近代思想を。その思想は日本人に当然のものとして日常に染み付いているのだが、なにせ『封神演義』は道教思想。儒教思想を自分のものとしている日本人にとって、道教の感覚はさっぱりわからないのだ。そこに理解できない原因があるのだろう。

 たとえば仙人が殺戮を犯すことを当然のこととして描いているが、「人間を超越したもの」が殺戮という行為を犯すことは、日本人にとって納得できないものだと思う。「超越者」は、罪を犯さないというのが我々の観念としてあるのではないだろうか。それは、上に立つ者は徳があるという儒教思想でもあるだろう。

 後年、儒教思想により歪められている部分があると翻訳者は指摘するが、ストーリーの根本で道教思想が貫かれているから、納得できようもないのだ。



 『封神演義』の成立を考えてみると、講談という形式で庶民に親しまれ、何百年も語り継がれる中で、儒教思想の世に文章化されたというかたちだと思う。だから、全百回の章立てになっている。

 ということは、一回一回の章が起承転結に貫かれ、最後は「続きはまた次回のお楽しみ」と締められるはずだ。だから、途中で同じようなパターンの話が繰り返される。これが飽き飽きとしてくる。



 西洋の合理思想も染み付いている現代人とすれば、そもそも「封神」という行為の非合理性に首をかしげざるを得ない。敵対する相手に対して、殺されるとわかっている弟子をまずは戦わせて戦死させ、その後に師匠が敵を倒すというパターンが延々と続いたのには閉口した。無駄な戦死者を出すなど、合理的でなくて納得できない。

 戦争の仕方も中国の何時代のものなのか疑問である。武将同士が戦って軍の雌雄が決するというのは、戦争の形式としてどうなのよと思うし、城に免戦牌をかけておけば、攻められないという戦争のルールも疑問だ。本当にこんなやり方があったのか?



 物語構成の欠点としては、キャラクターの使い分けと強さのインフレが挙げられる。

 まずもって主人公の姜子牙(太公望)が弱すぎる。基本的に敵にやられて怪我ばっかりしてるし、軍師として才能があるかといえば、目をむくほど頭が良い戦略は見られない。こんなので、どうやって肩入れしていけるのだろうか。

 姜子牙の周りを固める主だった武将達も、どこの馬の骨かもわからないようなキャラにやられて、簡単に死んでいくというのが納得できない。「封神」に話のつじつまを合わせるためとは言え、無理矢理すぎる。

 また、敵の聞仲が最大の敵かと思っていたら、物語の中盤で戦死してしまうので、肩透かしを食ってしまう。

 また、最大の敵と目されていた人物を物語の中盤で殺してしまったため、後に出てくるキャラの強さがさっぱりわからないのだ。ボスキャラクラスを倒したのだから、もう敵は大したものは残っていないと思わせておいて、そこから味方キャラが続々とやられていくのだから解せない。強さのインフレと言うと少しニュアンスが違ってくるのだけれど、でも、ボスキャラクラスを死なせる順番を守らないと、納得いく物語展開は望めない。



 と、ツラツラと文句を述べてきたけど、作者のいない作品に詮無いことをしている感じでもある。けれど、中国民衆は、この作品をおもしろいと受け容れてきたというのだから解せないのだ。

 逆に、『封神演義』という作品を日本人の観念に合わせて消化しなおした漫画作品(藤崎竜先生)にこそ敬意を払うべきだろう。日本人は小説を読んでいてもしょうがないので、漫画を読むことをおすすめしたい。



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CNET Japan Blog - CNET Japan Staff BLOG:グーグルがロイターの買収に関心?

 検索結果に価値を見出し、サービスの提供と収益をそこに求めるGoogleが、自社コンテンツををもつかもしれないという憶測の話。

 これが本当であれば、Google社の方針の大転換なわけだが、最近は、サービス提供として第二段階に入ったかなという感じもする。



Webサービスと私(47) GoogleMagazine!?

 先日エントリーしたように、上記の憶測もまた、「広告代理業」として収益をあげようとしているわけであって、「検索結果」の価値からは段々離れてきている。もちろん検索結果がその軸にあり、その周辺を開拓していった結果、さらに遠く離れている広告代理業や報道にたどり着いているわけだが、ここまでくると直接の関係は見出しにくい。

 展開する場合には検索結果の連動がなされるのだろうが、どんどん手を広げるGoogleには目が離せない。



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Japan.internet.com デイリーリサーチ - 周りが使っているから…、7割以上が「理解していない IT 用語使う」

 つっこみどころがありすぎて、とりあげるだけ無駄な記事なんだけど、おもしろい、興味があったという点で、どうしても反応しちゃうわけである。人間って悲しい生き物。。

 さて、何をもって理解とするのか、理解をすることがビジネスシーンにおいて必要なのか、わかっていれば説明できなくとも差し支えないんじゃないのかとか、サンプル数も少ないし、はなはだ心もとないリサーチなわけだが。

 でも、問題は、自分が理解してないと認識する人々が多く、理解してないことを問題視している人々が多く、その解決のために本を購入して(お金を払って)もよいと思う人が年齢が高くなるほど多いっていうことだろう。出版社が何か企画するんだろう。

 まあ、お金を払わずとも、右サイドバーに掲載しているようなe-wordsで充分事足りるわけだが。



 まあそれよりも、日常会話でプロキシとかクッキーとかは使うのかいなと。ブログやRSSも「それそのもの」しか指さない言葉であり、このような言葉が例示されたって、全然おもしろくない。

 もうちょっとこう、デフォルトとか、別の意味で使うシーンがある言葉をとりあげてくれた方がおもしろかったなあと感じる。



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07年大河ドラマは「風林火山」、初の井上靖原作 (読売新聞) - goo ニュース

 ここ五年くらい、大河ドラマにはさっぱり興味がなく、見ていないのだけれど、ニュースはチェックしてしまうというのは、何だか悲しいサガだ。

 さて、僕は基本的に大河ドラマが好きだった。『独眼流政宗』とか『武田信玄』は子ども心におもしろいと思ったものだし、高校生の時代でも、『毛利元就』は周りの友達と共に毎週チェックしていた。

 そういうわけで、最近さっぱりふるわない大河ドラマではあるが、それは題材に問題があるのではなく、描き方に問題があるんじゃないかと思っている。

 確かに外的要因として、若い世代が好んで時代劇を見るものでもないし、一家に一台のテレビの時代なんて遠い昔のことなのだから、30パーセントを超える高視聴率を維持することなど不可能だと思う。けれども、きちんとターゲティングをして、キャスティングや娯楽を変に追わなければ、25パーセント台は充分に可能だと思う。

 そういう意味で、ここ数年、マーケティングにさっぱり理解を示さない大河ドラマの描き方には、やっぱり興味は湧いてこない。



 で、話を元に戻すと、来年の大河ドラマの題材である。武田信玄が再び見れるということで、題材的には興味アリ。主人公は信玄ではなくて軍師の山本勘助らしいが、それはそれでおもしろそう。ただ、これが景気がよくもないこの時代に受けるのか、それはまた別問題。

 中井貴一さん主演の『武田信玄』は1988年の放送で、景気はよかった時代。当時は、「今宵はここまでにしとうございます」という語りの最後の決めセリフが流行したように記憶している。山本勘助は西田敏行さんがやってたなあ。てゆうか、勘助は川中島で戦死しちゃってなかったか?中途半端に物語が終わらなければいいが。。。

 モチーフが、元々実力者の基盤を持つものが、周りに才覚ある者たちを得て、勢力範囲を広げていくというものだったが、この時代に合っているものなのかどうか。まあ、ひさしぶりの戦国物で、時代的に変化があって面白さの要素は保証済み。それをどう素直に描いて、どう箴言をおりまぜるかがポイントと思う。



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 議論しつくされた感のあるトラックバックだが、ありえねーと思うトラックバックをいただいてしまった。

ブログと私(22) トラックバックポリシー

 以前、トラックバックポリシーを上記のようにエントリーしたわけだが、サイドバーにリンクを用意しておらず、アナウンスをしていないも同然なので、その責は僕にあるわけだけれども、まあ今回不快に思ったトラックバックは削除させていただく。

 ポイントは以下の通り。

・4ヶ月も前の「時事」の話題であること
・先方のエントリーには、大して「意見」が含まれておらず、ただの雑感で有益には思えない(当時の感情の垂れ流しに過ぎず、4ヶ月も後の現在では価値の見出せない文章である)こと
・先方のエントリーが当方のブログに言及していないこと
・先方のエントリーが当方のブログにリンクをしていないこと
・先方のエントリーがコメントを受け付けていないこと
・先方のエントリーがトラックバックを受け付けていないこと

 いや、もうこれはスパム同然の行為だと思う。削除決定。



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『容疑者 室井慎次』
【※ネタバレあります※】


公式ガイドブック「容疑者 室井慎次」完全FILE製作年:2005年
製作国:日本  117min.

・監督:君塚良一
・制作:亀山千広
・脚本:君塚良一
・音楽:松本晃彦
・出演:
柳葉敏郎
田中麗奈
哀川翔
佐野史郎
筧利夫
真矢みき
柄本明
八嶋智人
吹越満


odoru-legend.com
容疑者 室井慎次 - goo 映画
容疑者 室井慎次@映画生活特集
容疑者 室井慎次 - allcinema ONLINE


内容紹介:
 織田裕二主演の人気刑事ドラマ「踊る大捜査線」シリーズの「交渉人 真下正義」に続くスピンオフ企画第2弾。今回は柳葉敏郎演じる室井慎次管理官を主演に据え、突然容疑者として逮捕されてしまった室井が、警察庁と警視庁との対立にも巻き込まれて次第に追い詰められていくさまと、室井の秘められた過去がハードなタッチで描かれていく。「踊る」シリーズの脚本を手掛けてきた君塚良一が、自身監督2作目となる本作で同シリーズでは初のメガフォンを握る。
 2005年2月某日。警視庁の室井管理官が、自らが指揮を執った殺人事件の捜査が問題となり逮捕されるという思いがけない事態が発生する。逃走中に車にはねられ即死した被疑者の母親が、過剰な取り調べがあったとして刑事告発したのだった。警察の不正を暴くと意気込み追及の手をゆるめない灰島弁護士によって室井は窮地に追い込まれていく。そんな室井の弁護に当たることになったのは若き女性弁護士・小原久美子。はじめは、決して多くを語ろうとしない室井の態度に戸惑いと苛立ちを覚えた久美子も、徐々に室井の心を理解していくのだったが…。

評価:★★★☆☆(3点/5点)
まあ合格点かな。でも楽しめたかと考えると真下の勝ち。
・2005/09/01 TOHOシネマズ南大沢


 映画の日をねらい、待ちに待った『容疑者 室井慎次』を鑑賞。しゃべりすぎて災難に遭う真下正義に対して、しゃべらないことで災難に遭う室井慎次という対比。室井はどういう災難に遭い、どう解決していくのか気になっていた。

 見ていくと、巷で不評の『踊る2』の系譜を引いているなあという雑感。かといって僕は『踊る2』は好きなのでノープロブレム。

 系譜を引いていると感じたのは以下の点。ドラマと『踊る1』では現場とキャリアの相克が描かれ、キャリアの力に負けながらも現場が事件を解決するという点にカタルシスがあった。『踊る2』ではキャリアの現場尊重がかなえられたのだが、そのカタルシスは一般に理解されなかった。で、室井の現場尊重は継続されていくのだが、それがトップには理解されないばかりか、政争の狭間に立ちもてあそばれるという流れだ。

 官僚主義も遂に政争まで描かれるまでになったのかと思うと、スリリング。ちなみに僕は津賀山さん(次長)派である。他のキャリア達の立場と思惑も考えると、こっちの世界をもっと詳しく見てみたかった気がする。



 いっぽうで、事件解決のプロセスはあまり詳しく描かれない。丹念に描けば結構スリリングな事件解決と犯人になったのだろうが、それはこの映画のテーマではないので、機械的に新事実が明かされ、犯人がほぼ確定される。これって、「踊る」ファンには不評を買うだろうなあと思った。

 せっかく哀川翔さんを起用したのに、あまり活躍できないのはちょっと残念な気がする。青島刑事や『真下正義』での寺島進さんの活躍ぶりと比較すると、現場刑事としてはかなり物足りないだろう。

 いっぽう、意外なところでスリーアミーゴスが出てきたのは驚きだったし、このシリアスなドラマにもコメディーを入れようとする気概は買いたい。真下の結婚を改めて知らせてくれたのはよかったし、まあ何ていったって、和久さんが生きている!!!ってことが超重要。メチャクチャ嬉しいじゃないですか!!



 ところで、「容疑者」というわけだから、検事、弁護士が目白押しである。警察を含めても、出演者誰もが国家試験合格者というエリートぶり。ただ、変人ばかりでもあった。

 特に灰島法律事務所の面々は得体の知れなさぶりの徹底といったら。デジカメを使いパシャパシャと写真を撮る失礼さぶりは、ドラマで出てきたプロファイリングチームを思い出させた。

 で、法廷ドラマとして終着駅を選ばざるを得なかったこの話、灰島のキレぶりがポイントになると思ったのだが、その弱さにはほとほとガッカリだ。挑発して失言を誘うという法廷ドラマの基本を踏襲するのは言いのだが、灰島は失言をするのが早すぎる。頭がいいとうかがわせるところもなく、簡単に失敗してしまうなんてどうなのよ。敵は強くてこそ物語りはおもしろくなるわけで、この弱さは肩透かしもいいところ。



 そう考えると、室井の過去の告白がこの話のメインだろうなあと思う。ありふれたエピソードが選択されているとは思うのだけれど、それでも、寡黙な室井の性格と、訥々と話し出す室井の表情、そしてその話の中身――恋人への愛、思いやり――は、胸を打つには充分だった。

 そして、この過去を知ってこそ室井にまた肩入れしちゃうなあと思う。



 さて、『真下正義』は続編が予想されるストーリーだったが、こちらはどうだろう。辞表は撤回されるも広島にトバされることになっちゃった室井なわけだが、『踊る』シリーズの基本軸から室井の役割がズレてきている気がした。

 青島は現場で正しいことをする、室井は偉くなって正しいことを現場にさせる。というのが根底にある関係なわけだけど、室井はもう偉くなれないじゃんという気がする。

 むしろ気になるのが新城賢太郎の役割だ。スペシャルでは現場をコマとしか見ていなかった新城が、『踊る1』でトップに反感をおぼえ、室井を警察に必要な人間だと辞表を撤回させるこの温情。偉くなって正しいことをするのがだんだん新城にシフトしているのが感じられる。

 確かに、『踊る1』で新城の気持ちの変化は明らかに見て取れていたから、存在感が増すのも当然か。次のスピンオフ企画は『新城賢太郎』だ!



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soramove:「容疑者 室井慎次」踊るシリーズの異色!
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ひらりん的映画ブログ:★「容疑者 室井慎次」
The Final Frontier: 容疑者 室井慎次(2005,JP)
kazhik.movie:容疑者 室井慎次
KINTYRE’S PARADISE:映画『容疑者 室井慎次』を観て
僕の中の世界:容疑者 室井慎次
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韓流バブル崩壊か…テレビ界もはや“反”流 (夕刊フジ) - goo ニュース

 夕刊フジの言うことなので、バブルの崩壊が事実かどうかはさておき。

 韓国ドラマのめぼしいコンテンツがここにきて枯渇したというのは確実だろうなあと思う。似たようなケースに、お笑いブームを思い浮かべる。

 ブームに乗っていた芸人本人たちが、ブームは今年の春までだと茶化していたにもかかわらず、夏が終わるのに燃え尽きていない。しかしながら、新たな芸人というのは、この半年を見ると出現していない。

 イキのいい芸人が全て露出してしまい、今までの貯金は使い果たし、素材は枯渇してしまっているように思う。今は、露出している芸人がネタを消費され、芸やネタの枯渇に向かって進んでいる段階かというように感じている。

 韓国ブームなんてどうでもいいけど、芸人のブームがやがて去り、また冬の時代を過ごさなければならないのだなあと思うと、少しさびしい。しかしこれも避けられないことだよなあ。ブームによる恩恵で、いろんな芸人を簡単に見ることができていたし、暫くはまた冬の時代も仕方あるまい。。。



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 アクセス解析をしていると、時々おもしろいページにたどりつく。今回はこちら。

人間喜劇 漫画とあたき(2) 『スラムダンク』

 僕のブログの文章が博多弁フィルタによって翻訳されている。博多弁フィルタの存在は知っていたけれど、読んでみるとおもしろい!

 これが博多弁のおもしろさなのか、僕の文章を手前味噌で有頂天になっているのか自分では判断しかねるけれど、過去の忘れ去った文章にこういう具合に再会するのはなかなか楽しい。

 僕はこのブログで常体と「僕」という一人称とを採用しているけれど、それが結構うまくマッチしている気がする。僕の地元の方言でも読んでみたいな。。



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CNET Japan Blog - CNET Japan Staff BLOG:グーグル、紙媒体の広告販売にも進出か

 タイトルを見ると、Googleが雑誌を!?と思っちゃう。いろいろと新たなことをやってくれていて、追いきれなかったGoogleだけど、こればかりはさすがに反応しちゃう。

 ただ、落ち着いてタイトルを読むと、広告代理店を始めるのかともとれる。

 原文を読む(といっても、めんどうで最初のパラグラフしか読んでないけれど。。)と、新たな広告販売戦略というか、広告の再販というか、ってところかな。

Google takes ad sales to print | CNET News.com

Google recently began buying ad pages in technology magazines, including PC Magazine and Maximum PC, and reselling those pages--cut into quarters or fifths--to small advertisers that already belong to its online ad network, dubbed AdWords.


 まったく、次から次へとよくこんなアイデアが出てくるな、Googleは。そして、ざっくりとだが、たまにこんな速報をしてくれるCNET Japan Staff BLOG、あなどりがたし。



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