人間喜劇
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『博士の愛した数式』
【※ネタバレあります※】


博士の愛した数式
製作年:2005年
製作国:日本  117min.

監督:小泉堯史
原作:小川洋子
出演:寺尾聰/深津絵里/齋藤隆成/吉岡秀隆/浅丘ルリ子


映画「博士の愛した数式」公式サイト
博士の愛した数式 - goo 映画
博士の愛した数式@映画生活
博士の愛した数式 - allcinema ONLINE


内容紹介:
 数学を媒介に綴られる美しくピュアな愛の物語が評判を呼び第一回本屋大賞に輝いた小川洋子の同名ベストセラーを、寺尾聰、深津絵里主演で映画化した感動ストーリー。監督は「雨あがる」「阿弥陀堂だより」の小泉堯史。共演に、吉岡秀隆、浅丘ルリ子。80分しか記憶が続かない初老の天才数学者と一組の母子の心温まる交流を優しく静謐な眼差しで描く。
 家政婦をするシングルマザーの杏子が新たに派遣された先は、交通事故に遭って以来80分しか記憶が持たなくなってしまったという天才数学博士のもと。杏子は最初に博士の義姉から説明を受け、博士が住む離れの問題を母屋に持ち込まないようクギを差される。そして当の博士は記憶を補うために着ている背広にいくつものメモを貼り付けていた。80分しか記憶が続かない上、数学のことだけを考えて生きてきた博士とのコミュニケーションは杏子にとって困難の連続。それでも少しずつ博士との接し方を学んでいく杏子。同時に彼女は、博士の語る数や数式に秘められた神秘的な美しさに魅了されていく。やがて、10歳の息子が一人で留守番していると知った博士は、息子も連れてくるよう杏子に約束させる。そして博士は息子がやって来ると彼のことを√(ルート)と呼んだ。ルートと博士はすぐに打ち解け合い、これを境に3人の間に楽しく和やかな時間が流れていくようになるのだが…。

評価:★☆☆☆☆(1点/5点)
浅丘ルリ子ヘアー
・2005/01/21 MOVIX橋本


 数学映画第二弾。ネット上ではおおむね好評であるものの、僕にはこの映画のよさが理解できなかった。2006年のマイ・ラジー賞を決めたと思われる。途中で劇場を出たくなることなどほとんどないのだが、この映画に関しては勘弁してくれという感覚だった。こんな感情は『A.I.』以来である。

 『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』の評判は悪く、『博士の愛した数式』のそれはよいという点を見ると、僕の感覚は世間のそれと逆をいっているのか、西洋的な感覚の持ち主なのだということなのだろう。それでも感想の詳細を書いていきたい。



 まず、この映画は何を目指していたのだろうか。宣伝を見る限りは、記憶に障害をもった数学者の心の交流を見せ、感動させるという点になるだろうと思っていた。

 しかし、心の交流はどこにあったのだろうか、理解に苦しむ。いや、確かに心の交流はあった。家政婦もルートも博士を好きになっていて、いろいろな出来事を共有していた。けれども、何をきっかけに博士を好きになっていったのだろう。それがいまいち掴めない。「友愛数」についての講義をしたことで家政婦は博士を好きななったのだろうか。それだけの出来事であんなにも心を寄せるのだろうか。

 いまいちモチベーションも低いし、説得力に欠けるように思った。そうした基盤が弱いから、いくら交流を重ねようと、それが希薄に感じられる。また、重ねていく日常も薄っぺらく単調で、どうにものめりこめない。

 こうした印象をもつから、無駄なカットも印象に残る。

 例えば最初の方で、博士が書斎を出て奇異な体の動かし方をする場面。例えば冗長な能の場面。見終わった今でも必要ないのではないかと感じる。

 加えて言うならば、ルートの成長した後の教壇に立つ姿は必要だったのだろうか。確かに吉岡秀隆さんは演技はともかく、あたたかい雰囲気を醸し出すことで好感をもつし、最近の映画は彼を出演させれば好成績になるきらいもある。

 だが、ルートの成長後はいらないと思う。数学用語を詳しく説明するための役柄なのだろうが、であるからこそ、その役割は博士に担わせるべきだったし、博士が家政婦に教える姿を描くことで心の交流をより深く描くこともできたと思うともったいない。

 深津絵里さんの起用にしても、見せ所が少なくてもったいない。彼女の事務所は、もうちょっと仕事を選んであげたほうがよいように思った。あと、ルート役の齋藤隆成さんはかつての「純くん」の雰囲気をよく出していて、こだわりが見えた。

 そう、素材は非常にいいのだ。例えば、劇中では固有名詞は登場しない。名前は記号に置き換えられ、「義弟」「博士」「ルート」「家政婦」と、別の意味を与えて呼ぶ様は、記号、つまり数字に意味を見出す姿とリンクして非常に示唆的である。

 けれどもその奥には突っ込みがたい。博士が数学にどういった思い入れをもち、どういった意味を見出しているかを表出させないと、この行為が生きないと思われる。

 博士は記憶に難があり、心情を描き出すことは困難なのかもしれないが、そこに何か片鱗を残すことで、物語を完成できると僕は考えるので、この映画は監督の力量不足といった印象でいっぱいである。

 最後のエンドロールがこの映画でもっともおもしろかった瞬間であった。「浅丘ルリ子ヘアー」なる仕事が登場し、それを担当したのはどうやらハーフの人。あの髪型にそんなに一生懸命だったとは気付かなかった。。。



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博士の愛した数式@映画生活
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博士の愛した数式
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『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』
【※ネタバレあります※】


プルーフ・オブ・マイ・ライフ
原題:PROOF
製作年:2005年
製作国:米国  103min.

監督:ジョン・マッデン
出演:グウィネス・パルトロー/アンソニー・ホプキンス/ジェイク・ギレンホール/ホープ・デイヴィス/ダニー・マッカーシー/ロシャン・セス/ゲイリー・ヒューストン/コリン・スティントン


「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」オフィシャルサイト
プルーフ・オブ・マイ・ライフ  - goo 映画
プルーフ・オブ・マイ・ライフ@映画生活
プルーフ・オブ・マイ・ライフ - allcinema ONLINE


内容紹介:
 デヴィッド・オーバーンのピュリッツァー賞受賞の舞台劇を、「恋におちたシェイクスピア」のジョン・マッデン監督、グウィネス・パルトロー主演で映画化したヒューマン・ミステリー・ドラマ。天才数学者だった亡き父が残した一冊のノートに書かれた世紀の証明(プルーフ)をめぐって深く傷ついた一人の女性の再生への道のりを緊張感溢れるタッチで綴る。共演はアンソニー・ホプキンスとジェイク・ギレンホール。
 父親譲りの天才的な数学の才能を持つ女性、キャサリン。その父ロバートは5年前から精神のバランスを崩してしまい、キャサリンはたった一人で看病を続けてきた。しかしキャサリンの願いも空しくロバートは一週間前に亡くなる。悲嘆に暮れるキャサリンのもとにロバートのかつての教え子、ハルが現われる。いつしか2人は恋に落ちる。そんな矢先、ハルはロバートのデスクから一冊のノートを見つけ出す。そこにはなんと、これまで誰も成し得なかったある定理の証明が記されていた。しかし、興奮するハルに対しキャサリンは、それは自分が書いたものだ、と思いがけない言葉を発するのだった…。

評価:★★★★☆(4点/5点)
数学的というよりも哲学的
・2005/01/17 MOVIX橋本


 数学シリーズ第一弾。『博士の愛した数式』を観に行くつもりなので、今月は数学月間の予感。高校の頃はあんなにも苦手にしていたものと今さら向き合うとはなあと思いつつ、観賞した。

 観賞後の感想は、「え?これで終わり?」。つまり、「人生の証明」のプロセスは描かないのかという疑問である。確かに103分と短い映画ではあるが、それにしてもあっけなかった。これは、邦題に大きく影響されている。原題は『PROOF』。日本のスタッフはなぜかそれに「人生」を付け足してしまった。

 このタイトルを意識しながら観る者にとっては、この映画の内容は尻切れトンボにならざるを得ない。このあたりの感覚を我が意を得たりとばかり書いてくださっているのがKazuakiさん。

31歳独身男Kazuakiの映画日記:プルーフ・オブ・マイ・ライフ



 人間の心の証明という点にテーマがおかれたこの映画。キャストの口からは何度も信じるという言葉が出てくる。この点についても上記のブログにおいて指摘済みなので、割愛したい。

 僕が気になったのは、キャストのふるまいよりも、カット割りだった。この映画は誰の視点を軸に展開されているのだろう。祖父ロバートの生前の様子は、神の視点なのか、それとも次女キャサリンの視点なのだろうか。

 神の視点であれば、物語は単純で、キャサリンは精神を病むこともなく、ただ自分を信じてもらえるようにハルに働きかけていくという成長の物語。

 しかし、キャサリンの視点で描かれた回想だとすると、大きく疑問になる点が残る。この回想は、本当にキャサリンが見た光景なのか、それとも現在のキャサリンの記憶――彼女の脳――が「つくりだしてしまった」光景なのかという点である。

 彼女の不安定な神経は劇中でつぶさに描かれており、観覧する側としても彼女の言に信を置くことははばかられる。その彼女の目に仮託して回想シーンが描かれているとしたならば、それは再現ではなく、彼女の脳内を観覧者が見せられているのであって、事実ではないかもしれないのだ、

 過去のシーンが最初にまとめて展開しているのならば、これは「神の視点」としての回想と了解できるわけだが、この映画の回想は、前触れもなく突然挿入される。それが度々である。また、キャサリンは父の幻覚まで見ており、全体的なトーンとして、視点はキャサリン寄りである。

 上記の点が影響して、この映画は単純ではない。数学を越えて、これはもう哲学的である。『メメント』を思い出してしまった僕がいるのだが、人間の記憶とはかくも不安定なものなのかという思いがした。そして、何が真実なのかが見極めることなどできないのだろう。

 この記憶の「証明」を読み解くには、一度見た限りでは不可能だと感じるし、謎が隠されているのではないかと勘ぐっている。

 この映画を成長や再生の物語としてとらえれば、内容は尻切れトンボで物足りなく思えるだろう。でも、人間の記憶という視点から考えれば、たぶんに哲学的で、見終わったあとも考えさせられることがある。記憶を「証明」するというのは不可能なのだろうか。示唆的な映画だった。



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31歳独身男Kazuakiの映画日記:プルーフ・オブ・マイ・ライフ
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王様の耳はロバのママ:プルーフ・オブ・マイ・ライフ
平気の平左:最有力らしいですよ? 「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」



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『歓びを歌にのせて』
【※ネタバレあります※】


歓びを歌にのせて
原題:SA SOM I HIMMELEN
製作年:2004年
製作国:スウェーデン  132min.

監督:ケイ・ポラック
音楽:ステファン・ニルソン
出演:ミカエル・ニュクビスト/フリーダ・ハルグレン/ヘレン・ヒョホルム/レナート・ヤーケル/ニコラス・ファルク/インゲラ・オールソン


歓びを歌にのせて
歓びを歌にのせて - goo 映画
歓びを歌にのせて@映画生活
歓びを歌にのせて - allcinema ONLINE


内容紹介:
 本国スウェーデンで大ヒットし、2005年のアカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた感動ドラマ。世界的な指揮者の主人公が、心身共に疲弊した末に引退して戻った故郷の小さな村で、純朴な人々と音楽を通じて交流を深めるうちに、再び音楽の歓びを呼び覚していく姿を描く。
 天才指揮者として世界的に大きな名声を得ているダニエル・ダレウス。しかし想像を絶するプレッシャーと過酷なスケジュールのために彼の肉体と精神はもはや限界に達していた。そしてついに彼は第一線から退くことを決断する。すべてを捨てた彼がたった一人で向かった先は、幼年期を過ごした小さな村ユースオーケル。ここで静かに余生を送ろうとしていたダニエルだったが、やがて地元の聖歌隊を指導してほしいと頼まれる。最初は抵抗を感じたものの、素人ばかりの彼らが心から音楽を楽しむ姿に触れ、次第に彼自身も音楽の素晴らしさを改めて実感していくのだった。

評価:★★★★★(5点/5点)
酸いも甘いも積み上げた末の感動
・2005/01/09 MOVIX橋本


 長らくお休みしていた映画に関するエントリー。確かに11月以降は見る本数が確実に減っていたが、感想を書きそびれている映画もかなりある。そんな中で心機一転、新年一本目の映画のエントリーはこの一本である。

 しかもこの映画、僕の中では、今年のベストを2006年一本目から見てしまったような気がしている。すばらしい映画だった。

 映画を覆う雰囲気としては『コーラス』によく似ている。聖歌隊を育てていくプロセスとしては珍しくもない話だ。しかも、ツッコミどころや説明不足の部分が多々ある映画でもある。心臓がボロボロなのにそんなに激しい動きをしていていいのかダニエル!ってなもんである。

 それでもこの映画が輝いているのは、人間の心の機微を積み重ねていった点にあるだろう。『コーラス』の生徒たちと違い、この映画で聖歌隊を構成するのは普通の生活をする老若男女。そこには人間関係の葛藤がもちこまれ、普段の生活の悩みがもたらされる。

 また、キリスト教という世界に支配されながらもうずまく暴力や、羨み、嫉み、妬み。神様のために歌う集団にもかかわらず、そこには人間たちの悩みがあり、その弱さが展開していく。

 このように、非常にネガティブな要素を塗り込めていくなかで、聖歌は成立するのだろうかと思わせる。ダニエルの理想とするところは、歌を歌うことで心を開くこと。そして、指揮者なしで構成員が心を合わせて演奏を成立させること。課題を抱えながら生きていく人々にこうしたことは不可能のように思える。

 けれども、人間って、こういう負の部分、暗い部分があるからこそ、前向きな姿勢を求めていける生き物なのだと感じさせられた。物語の中では主要な問題について決着はつけられたかたちではあったが、人と人との関係において、軋轢が解消することなど難しいことだと思うし、それを乗り越えようとすることが力を生むのだと思う。

 最後のシーン、ダニエルが息を引き取りつつある――僕は死んだと解釈した――なか、指揮者なしでコーラスを成立させるのだろうなと思っていたところ、観客までもが立ち上がっていき、会場全体でハーモニーを成立させていったところには感動してしまった。

 自分がそこに参加できないことで、死んでいくことで自分の夢を再びかなえていく皮肉さ、名も知らぬ人々同士が、裏には悩みを抱え愛憎抱える中で、心を開き一つの理想をかなえていくカタルシス、僕は感動せざるをえなかった。

 僕の2006年のベスト、ほぼ決定である。



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『ブラザーズ・グリム』
【※ネタバレあります※】


原題:THE BROTHERS GRIMM
製作年:2005年
製作国:米国/チェコ  117min.

監督:テリー・ギリアム
出演:マット・デイモン/ヒース・レジャー/モニカ・ベルッチ/ジョナサン・プライス/レナ・ヘディ/ピーター・ストーメア/リチャード・ライディングス/マッケンジー・クルック/ロジャー・アシュトン=グリフィス/ローラ・グリーンウッド


ブラザーズ・グリム
ブラザーズ・グリム - goo 映画
ブラザーズ・グリム@映画生活
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内容紹介:
「未来世紀ブラジル」「12モンキーズ」の奇才テリー・ギリアム監督がグリム童話誕生秘話をイマジネーション豊かに描き出したダーク・ファンタジー・コメディ。地方の村々を巡り民間伝承を蒐集するかたわら、魔物退治と偽り村人から多額の報酬を得ていたペテン師まがいのグリム兄弟が、ある時本物の魔女と対決するハメになるさまを、『赤ずきん』『ヘンデルとグレーテル』『眠れる森の美女』などのエッセンスを散りばめつつ、VFXを駆使したファンタジックで悪夢的な映像で綴ってゆく。
 19世紀のドイツ。兄ウィルと弟ジェイコブのグリム兄弟は各地の村を旅して、その地に伝わる古い物語を集め回っていた。その一方で、村人たちを苦しめている恐ろしい魔物がいればそれを退治し、賞金を手にしていた。ところが、魔物の正体は兄弟とその助手たちがでっち上げたイカサマだった。しかし、それがバレて将軍ドゥラトンブに捕まった兄弟は、ある村で起きている少女連続失踪事件の解明を命じられるのだが…。

評価:★★☆☆☆(2点/5点)
焦点が絞れず中途半端な仕上がり
・2005/11/05 MOVIX橋本


 「グリム」と冠したタイトルの映画が上映されると知って、非常に興味深く思ったものだが、予告編を見てそのストーリーを知り、B級くささがして期待はできないかなという印象をもったものだ。

 B級でも『スリーピー・ホロウ』のようなレベルの高い作品もあることを考え、とりあえず観にいったのだが予感が当たってしまった。緊張と緩和が欠如している点、焦点が絞られていない点が失敗の原因という印象である。

 この映画はファンタジーなのか、ミステリーなのか、ヒストリーなのか、ホラーなのか、ロマンスなのか。印象としては、そのいずれをも取り込もうとして、いずれを描くにも中途半端な結果に終わってしまっている。もっと深く突っ込めば、観ている者の心をつかめたものが、どれも浅く説明不足な描写しかできていないため、物語に入っていけない。

 この浅い描写は、緊張感の欠如でもある。緊張が欠如しているから、随所に散りばめられたコメディーが全く生きていない。緊張感や恐ろしさがあるからこそ、ふとしたくすぐりが面白く感じられて笑いに転化するわけで、これだけ多くのくすぐりを挿入するのであれば、緊迫感の構築をもっと丁寧にやらなければならなかったと思う。

 焦点が絞れていないというのは、観る者が安定した位置を獲得できないということであり、集中力が散漫になってしまう。例えば、森の呪いの謎について、次々と起こる不可思議な事件についての原因は、最後まで詳細明らかにはならなかった。森の王女の呪いという一言で説明してしまうのは雑すぎる。

 なぜ村人は永遠の命の魔法しか教えず若さを保つ方法は教えなかったのか。スライムみたいな生物は何だったのか。科学的であれ非科学的であれ、謎のある事件の原因は明かすことが物語の原則だろう。原因を明かさないことで主題を提示する方法もあるだろうが、この作品については純粋なエンターテインメントであるので、その方法を当てはめるのはすっきりできない感覚を残す効果しか持たない。

 ミステリーに限らず、ファンタジー、ホラー、ロマンス、ヒストリーと万事がこの調子で、あらゆる方向性についての描き方が浅すぎる。『スリーピー・ホロウ』が全てをバランスよく描ききったのと比べると、雲泥の差である。

 ヨーロッパ中世の世界が描かれている作品は映像に関しては好みのジャンルで、『ブラザーズ・グリム』もまた、その映像については大満足なのだが、いかんせんストーリーの構築が稚拙だった。残念である。



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試写会帰りに:「ブラザーズ・グリム」
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晴れ、ときどき 三匹と一緒。:「ブラザ-ズ グリム」
ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!:ブラザーズ・グリム
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スリーピー・ホロウ <コレクタ-ズ・エディション>
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昔話の深層―ユング心理学とグリム童話
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本当は恐ろしいグリム童話
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『ロビン・フッド』
【※ネタバレあります※】


ロビンフッド 特別編集版 スペシャル・エディション
原題:ROBIN HOOD: PRINCE OF THIEVES
製作年:1991年
製作国:米国  143min.

監督:ケヴィン・レイノルズ
出演:ケヴィン・コスナー/モーガン・フリーマン/クリスチャン・スレイター/メアリー・エリザベス・マストラントニオ/アラン・リックマン/ニック・ブリンブル/マイケル・マクシェーン/マイケル・ウィンコット/ジェラルディン・マクイーワン/ダニエル・ニューマン/ジャック・ワイルド/ショーン・コネリー


ロビン・フッド<プリンス・オブ・シーヴズ> - goo 映画
ロビン・フッド@映画生活
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内容紹介:
12世紀後半のイギリス。十字軍遠征より帰還した貴族ロビンは獅子王リチャード不在の間に変わり果てた故郷の姿を見る。圧政を強いるノッティンガムの代官に立ち向かうべく、ロビンはシャーウッドの森を居城とし仲間と共に戦いを開始した。最もパワフルでスピーディーなロビンフッド映画で、その古色蒼然とした題材からは想像つかないアクション・シーンが展開される。ペン・デンシャムとジョン・ワトソンの濃密度の脚本を、これが初の大作となったK・レイノルズがダイナミックに映像化。決して巧妙ではなく、どちらかというとプリミティブな演出スタイルだが、本作には良くマッチしている。時代考証やリアリティの不備など語るに足らず、ロマンスあり笑いありで2時間半を一気に見せる極上の一大冒険娯楽活劇。感涙必至のスペシャル・ゲストあり。

評価:★★★★★(5点/5点)
冒険物の王道。ストーリーよし。脇を固める俳優の演技よし。
・2005/11/01 衛星第二(録画)


 久しぶりに観賞して、いまは見る影もないけれども、ケビン・コスナーの映画は好きなものが多いなあという思いを新たにした。映画館と僕の関係の歩みを考える中で、東映マンガ祭りなどのアニメを卒業して、洋画を見るようになったきっかけは、『ロビン・フッド』の予告編だったと思う。結局上映を見に行ったかどうかは覚えていないのだけれど、予告編だけは印象的な記憶として今も残っている。僕の思春期の映画館には、ケビン・コスナー主演の映画があふれていた。

 そんなことを思いながら見ていたのだけれど、ストーリー展開はやはりおもしろい。古典から題材をとってきただけあって、王道の安心感があるし、ヘタな脱線もないのがよい。物語のいろいろなところに伏線がまかれていて、それを収束させる小気味よさもレベルが高いと感じた。



 脇を固めるモーガン・フリーマンとアラン・リックマンもよかった。モーガン・フリーマンは異国の地でロビンに従うアジームとして、いい味出していたと思う。もともとシブい役回りなのに加えて、クライマックスで民衆を鼓舞するシーンはなかなかいい。"I have fulfilled my vow."のセリフもまたかっこいい。アラン・リックマンはというと、独特の演技で、悪役を印象深く演じている。また、最後に「自分だって一度は清いことをしたいのだ」と発言するように、悪役なりに筋が一本通っているのがいい。

 いっぽうで、90年代の価値観だなあと思わせるシーンが多々見られたのがロビンのキャラクター造詣で、あまり魅力的には感じられなかった。中世を舞台にしながら、十字軍の参戦の経験から人間が平等であるという思想に辿り着かせるのは安易すぎる。アジームや森の民を味方に引き込むには仕方ないのかもしれないけれども、この安易さは古い価値観を思わせる。

 けれども、ロビンは究極的にはリーダーであることを好む。だから、森の民たちの間に突然入っていったにも関わらず、自分が今日からリーダーになると勝手に宣言し、自分の価値観を彼らへ押し付ける。人間は平等であるという思想との矛盾が見られるにも関わらず、ロビンには葛藤はない。安易なキャラクター設定をしたものだ。



 劇中の弓矢を射るシーンはどれも印象的な描き方ばかりで、その点はかなり好きだ。カメラを射られた矢に乗せて、前の矢をパックリと二分させたりとか、ロビンが炎をバックに火矢を射るシーンがそれだ。どうせならウィリアム・テルのリンゴのエピソードも借りてきてもよかったかもしれない。少しあざといか。。。

 ラストの特別ゲストもまたよかった。とびきりのサプライズだろう。最後にこの人が全部もっていってしまった感もある。やっぱり存在感がある。

 それを補うかのように、キスシーンを濃く描いて映画は終了するわけだが、ラストの神父の一言が気になった。

 神父はこう言う。"Come on, get out of it. We waste good celebration time."

 僕が見た桜井裕子氏翻訳のテロップはこうだ。「その辺にしとけ 早く酒を飲ませろよ」。神父が大の酒好きであることを踏まえてのセリフだ。

 でも、僕が今まで何度となく見てきた民放放送の吹き替えではこう言っていたような気がする。「おいいい加減にしろよ。熱すぎて森が火事になっちまう」

 比べてみると吹き替えもなかなかおもしろい。基本的に吹き替え版は見る気がしていなかったのだが、声優や翻訳の頑張りを再評価しようと思った。神父や代官の声などは、吹き替え版のほうが印象的でキャラクターが立っているのだ。次に民放で流れるときには、こんなところも注意して見てみたい。



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映画と私(27) 『ポストマン』
映画と私(26) 『ダンス・ウィズ・ウルブズ』
映画と私(22) 『宝島』
映画と私(14) 『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』





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■『人間喜劇』目次
『人間喜劇』の目次はこちら
『ヘイフラワーとキルトシュー』
【※ネタバレあります※】


ヘイフラワーとキルトシュー原題:HEINAHATTU JA VILTTITOSSU
製作年:2002年
製作国:フィンランド  72min.

監督:カイサ・ラスティモ
出演:カトリーナ・タヴィ/ティルダ・キアンレト/アンティ・ヴィルマヴィルタ/ミンナ・スローネン



ヘイフラワーとキルトシュー|Hayflower & Quiltshoe ムーミンの国、フィンランドからやってきた とびっきりかわいい姉妹の物語 - オフィシャルサイト
ヘイフラワーとキルトシュー - goo 映画
ヘイフラワーとキルトシュー@映画生活
ヘイフラワーとキルトシュー - allcinema ONLINE


内容紹介:
 本国フィンランドで大ヒットを記録した7才と5才のキュートな姉妹が主人公のファミリー・ドラマ。仕事で忙しい両親に代わり、妹の世話と家事を一手に引き受ける姉の健気な奮闘を描く。シニッカとティーナ・ノポラ姉妹による人気児童文学を映画化。
 7才と5才の姉妹、ヘイフラワーとキルトシュー。なかよしの2人はいつも一緒に遊んでいた。ジャガイモの研究のことしか頭にないパパと大学出で家事が全くできないママ。両親2人はそんな状態だから、妹キルトシューの面倒も家事も全てしっかり者の姉ヘイフラワーに任せきり。そんなヘイフラワーの気持ちにお構いなく、キルトシューはワガママのし放題。ところが、あと1週間するとヘイフラワーは小学生になり、学校へ行かなければならない。キルトシューのことと家のことは一体どうなってしまうのか、ヘイフラワーの心配事はつのるばかりで…。

評価:★★★★☆(4点/5点)
わがままな次女に懐かしい思いをするも、よく考えると意外と深いかも。。。
・2005/10/17 MOVIX橋本


 いい年した男がこんなメルヘンでかわいい映画を一人で観にいくわけにもいかず、知り合いに頼んで無理矢理一緒に観てもらった。女の子にとっても結構好評のようだ。

 モチーフは、わがまま放題に育てられた次女としっかり者の長女というもの。この構造は世界共通に見られるものなのだなと胸をくすぐられる思いがした。

 長女はひたすら我慢を強いられ、次女の成長は一向に期待しないし、そう仕向けようともしないのは、世界的に間違った認識であると思う。なぜなら僕が長男として育てられ、「お兄ちゃんなんだから」を強いられてきた記憶があるからだ。

 冒頭からつらつら述べているように、子どもの世界の話だけど、僕の場合は童心に戻ることは不可能だった。長女と次女の関係というものに思いをいたすとき、こんな時代があって微笑ましいと思うだけにはとどまらず、子どもの育成に関して、世界的に一考を必要とすると思ったものである。



 ところで、本編の前に十分程度、もぐらと星の物語の絵本が流れる。フィンランドのお話のようだが、退屈極まりない。絵本に似合わず、言いたいこともよく見えてこないし、話もおもしろくない。バーターか何かで挿入されることになったのだろうか。まあ、その国の文化の気質を見極めてからバーターの物語は挿入しろと言いたい。



 さて本編に戻ると、ムーミンの国でつくられたこの物語、たぶんにファンタジーの要素があったのではないかと、観賞二日後に思いついた。二人の姉妹の生活の物語として話はすすんでいるのだが、ところどころで幻想の国、想像の世界に入り浸っている節がある。

 幻想の国へと旅立つ装置は何かというと、「お隣さん」である。何を仕込んでいるのかという程丸々と大きなお尻。二人お揃いのコスチューム。それもカラフルな衣装。言うこと為すことも何か誘惑的な響きがあるし、「お隣さん」という割にその家の場所は、姉妹の家からどれほどの距離にあるのか定かでない。また、彼女達はどうやって生活を成り立たせているのか全くもって謎である。

 姉妹の一家は、問題が起こるたびに「お隣さん」を訪れ、現実逃避を試みているのではないだろうか。キルトシューの家出が象徴的な出来事で、逃避先には「スパゲッティア」があった。

 ただ、逃避を試みてもすぐに現実の世界には引き戻されるわけで、そこで意地をはりながらも何かしら譲歩し、現実と折り合いをつけるわけである。

 そういう意味で、「お隣さん」は現実との折り合いをつけるための緩衝材の役割を果たす「逃避先」のような気がするのである。

 「幻想」だと感じる材料をもう一つ挙げると、もちろんクライマックスのイースト菌セラピーである。色とりどりのイースト菌にまみれ、それがふくらんで飛び散る様はファンタジーの色合いを感じる。

 家族は全員でこのセラピーという幻想に浸ることで、本音を交換し、現実への対応の緩衝材としていたのではないかと感じる。この後、姉妹は本音を交換して仲直りを果たすし、両親も「お隣さん」に今までの生活を肯定してもらうことで、次の一歩を踏みしめることを可能にした。

 そして、問題視されていたヘイフラワーの小学校入学は、現実的には何の解決策も講じていないのに、すんなりと迎えられている。変化があったのは、家族一人一人の心持ちの微妙な変化であり、それをもたらしたのは幻想の世界への旅だったのだろうなあと思うのである。

 こういう具合に考えていると、さすがムーミンの国フィンランドで生まれた作品だなあという気がする。

 また、この解釈は少々無理があるのとも思うので、他の解釈もあるのだろうなあと思うと、「かわいい」映画だけでは終わらせたくない深いものがまだまだ隠れているのかもしれない。



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平気の平左:子役には勝てない 「ヘイフラワーとキルトシュー」
Cinema-Absolutism:ヘイフラワーとキルトシュー
のら猫の日記:ヘイフラワーとキルトシュー(2002/フィンランド/監督:カイサ・ラスティモ)
ナイトウカナコ・ブログ【映画/『ヘイフラワーとキルトシュー』】
Dead Movie Society★映画三昧★:フィンランドで興行記録を塗り替えた『ヘイフラワーとキルトシュー』



■関連リンク
ヘイフラワーとキルトシュー|Hayflower & Quiltshoe ムーミンの国、フィンランドからやってきた とびっきりかわいい姉妹の物語 - オフィシャルサイト
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映画と私(15) 『コーラス』





ヘイフラワーとキルトシュー

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■『人間喜劇』目次
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『サウンド・オブ・ミュージック』
【※ネタバレあります※】


サウンド・オブ・ミュージック原題:THE SOUND OF MUSIC
製作年:1965年
製作国:米国  175min.

監督:ロバート・ワイズ
音楽:リチャード・ロジャース
出演:ジュリー・アンドリュース/クリストファー・プラマー/エレノア・パーカー/リチャード・ヘイドン


サウンド・オブ・ミュージック - goo 映画
サウンド・オブ・ミュージック@映画生活
サウンド・オブ・ミュージック - allcinema ONLINE


内容紹介:
 ロジャース&ハマースタイン・コンビの大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカルの映画化で、監督は「ウエスト・サイド物語」(61)に続きミュージカルを手掛けることになったR・ワイズ(当初はウィリアム・ワイラーの予定であった)。「菩提樹」(56)でも知られるトラップ一家の物語を、雄大なアルプスの景観や緑美しい木々、そして忘れがたき数々のナンバーで織り上げた名作だ。
 1938年のオーストリア、院長の命により厳格なトラップ家へ家庭教師としてやって来た修道女マリア。彼女の温かい人柄と音楽を用いた教育法で、七人の子供たちはマリアの事が好きになるが、父親であるトラップ大佐とマリアの衝突は絶え間なかった。だが、次第に大佐に惹かれている事に気づき悩むマリア。やがて大佐の再婚話が持ち上がり彼女は傷心のまま修道院に戻るのだが……。後半、ようやく互いの気持ちに気づき結婚したマリアと大佐が、戦火を逃れるため子供たちを連れて国外へ脱出するまでが描かれるが、この3時間近い尺を一瞬たりとも飽きさせない造りは驚異的。万人向けのミュージカル作品としては最高峰に位置するといっても過言ではないだろう。

評価:★★★★☆(4点/5点)
ミュージカル映画として存分に楽しめた。
・2005/10/16 MOVIX橋本


 行きつけのシネコンでの特別企画で、『サウンド・オブ・ミュージック』が上映されていた。ストーリーも知ってるし、断片的には何度も見たことがあるのだけれど、全編通して見たことはないし、スクリーンではなおさら未体験。ワンコイン上映だし、行かない手はない。

 日曜の昼下がりという時間帯で、リバイバル上映というのに客の入りは結構多い。年齢層は若い人が中心だったが、母娘で仲良く観に来ていた人もいた。お母さんの青春時代を、この映画を通して聞いていくんだろうな。



 さて、本編が始まり、オーストリアの雄大な景色が映されるが、冒頭はいまいちと感じた。場所ごとにブツリブツリと切って別々の景色を登場させるのだけれど、一本につなげて見せてほしいなあと思ったものだ。場所を特定しないための処置なのだろうけれども、冒頭の観る者の気持ちを盛り上げる効果としては、一本につなげてほしかったところ。別の場面では、どうでもいいところで一所を長く映しているし、どうも編集は物足りない。

 まあそんな重箱の隅をつついて楽しむ気持ちになれないのももったいない。次々と登場する歌の数々は素晴らしいと思った。歌唱力にしても、物語の中に入れ込む流れとしても好感が持てる。

 僕の中学生の頃は、音楽の教科書を『サウンド・オブ・ミュージック』に出てくる曲が席巻していたものだが、その理由もうなずける。登場する曲はどれをとっても素晴らしい。そして、耳なじんでいるものばかり。

 映画のイメージとしては、家庭教師と子ども達の交流の中で歌われる曲が主だったのだが、印象に残るのはむしろ、恋愛のシーンだった。これは、曲ばかりでなく、演技や演出という視覚的な効果があったからだろう。大佐とマリアにしてもリーゼルとロルフにしても、演出効果は特に印象的。

 You are sixteen. Going on seventeen... という歌は馴染み深いが、『サウンド・オブ・ミュージック』が出典というのは初めて知った。

 歌の他に評価すべき点を見出すと、一人も悪人が出てこないということが言えると思う。男爵夫人はマリアを家出するように仕向けているらしいが、一度言い寄られた大佐を独占しようとする気持ちと行動は当然のものだと思うし、穏当なレベルのものだろう。ふられる時の潔さもまたものわかりがよいと思う。ナチスに与する人々にしても、ただ時代の流れに流されているだけであって、純粋な言動だったように思った。

 いっぽうで、大佐の行動は筋が通らないものが多いし、リーゼルとロルフの結末が中途半端になってしまったのは物足りない。



 ところで、この物語は実話らしいのだが、たまたまとは言え、ナチスの台頭が描かれるだけで、歌から受け取る意味合いが全く異なる。

 物語の前半では、歌によって仲良く明るい家族になる過程が描かれていて、歌って気分が明るくなる素敵なものだという印象だった。

 しかし、音楽祭に一家で出場することになるあたりから、それが政治的な道具になる危険性が示される。すなわち、一家で歌う姿を舞台で見せれば、(ナチスに併合された)オーストリアも平和であることが民衆に刷り込めるということだ。

 一家は、やむをえず音楽祭に出場することになり、政治の道具となりそうになる。しかし、大佐は「エーデルワイス」に思いを込めることで、逆に祖国オーストリアのナショナリズムを高めることに成功する。ここでのナショナリズムは、名もない人々が祖国を純粋に愛する気持ちのもので、決して扇動されたものではない。いわば、下からの祖国愛の合同であった。

 この流れを見ると、歌とはただ明るく楽しいだけでなく、政治的に利用される側面を持ついっぽう、民衆の力を結集できる力もまた持っているということがわかり、深く考えさせられることになった。



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寺娘のコザメ日記:エーデルワイスの背景にあるもの
利用価値のない日々の雑学:サウンド・オブ・ミュージック ~My Collection~



■関連リンク
サウンド・オブ・ミュージック - goo 映画
サウンド・オブ・ミュージック@映画生活
サウンド・オブ・ミュージック - allcinema ONLINE



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映画と私(28) 『耳に残るは君の歌声』
映画と私(19) 『ムッソリーニとお茶を』
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■『人間喜劇』目次
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『ヒトラー~最期の12日間~』
【※ネタバレあります※】


ヒトラー 最期の12日間
原題:DER UNTERGANG
製作年:2004年
製作国:独国  155min.

・監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
・製作:ベルント・アイヒンガー
・脚本:ベルント・アイヒンガー
・出演:ブルーノ・ガンツ/アレクサンドラ・マリア・ララ/コリンナ・ハルフォーフ


『ヒトラー ~最期の12日間~』オフィシャルサイト
ヒトラー ~最後の12日間~ - goo 映画
ヒトラー~最期の12日間~@映画生活
ヒトラー ~最期の12日間~ - allcinema ONLINE


内容紹介:
 ヒトラーが地下の要塞で過ごした最期の12日間に焦点を当て、彼の個人秘書を務めたトラウドゥル・ユンゲの目を通して歴史的独裁者の知られざる側面を浮き彫りにしていく衝撃の実録ドラマ。監督は「es[エス]」のオリヴァー・ヒルシュビーゲル。主演は「ベルリン・天使の詩」「永遠と一日」のブルーノ・ガンツ。歴史家ヨアヒム・フェストの同名ノンフィクションとヒトラーの個人秘書ユンゲの回顧録を原作に、戦後最大のタブーに真正面から挑んだ問題作。
 1942年、トラウドゥル・ユンゲは数人の候補の中からヒトラー総統の個人秘書に抜擢された。1945年4月20日、ベルリン。第二次大戦は佳境を迎え、ドイツ軍は連合軍に追い詰められつつあった。ヒトラーは身内や側近と共に首相官邸の地下要塞へ潜り、ユンゲもあとに続く。そこで彼女は、冷静さを失い狂人化していくヒトラーを目の当たりにするのだった。ベルリン市内も混乱を極め、民兵は武器も持たずに立ち向かい、戦争に参加しない市民は親衛隊に射殺されていく。そして側近たちも次々と逃亡する中、ヒトラーは敗北を認めず最終決戦を決意するが…。

評価:★★★★☆(4点/5点)
ヒトラーよりも組織論とかに興味が向いた。
・2005/09/25 MOVIX橋本


 鑑賞後の感想の第一声としては、邦題のセンスの悪さには呆れるということを言っておきたい。もう最悪だ。

 原題は『DER UNTERGANG』。辞書的には、「【1】(太陽・月などの)入り【2】沈没【3】没落,滅亡,破滅」という意味になる。「ヒトラー」とタイトルをつければ客が呼べるということなのだろうが、映画の内容とかけ離れすぎる。この映画は、ただヒトラーにのみ焦点を絞ったものではない。ぱっと思いつく感じでタイトルをつけるとすれば、『第三帝国の瓦解』とか。あ、僕もセンスないな。。。しかし、『ヒトラー~最期の12日間~』というタイトルで勘違いをさせる点はかなりマイナスである。

 さて、宣伝的要素は配給会社の問題なので、映画自体の内容の方の感想を書きたい。



●ヒトラーの描写
 1942年を最初に描き、自殺直前を描くことで、左手の震えの描写が生きた。

 彼の猜疑心がよく伝わってくる。会いに来る者に対して忠誠を確認でき安心する一方、会いに来ないものは裏切り者と決め付ける。その猜疑心は、人が多い空間であればあるほど高まり、左手の震えは大きくなる。シュペーアと一対一で話をしているときに、彼の「裏切り」の独白を聞いたときには、ヒトラーは冷静さを何とか保ち、左手の震えも目立たなかった。

 しかし、作戦会議で狭い部屋に20人弱が集まる空間にあると、その猜疑心は在席する全てのものへ向けられ、状況が思い通りに行かないこと、部下からの反対意見に直面して、左手の震えは激しくなり、錯乱の中で演説を始める。口にするのは裏切り、裏切り、裏切りだ。

 猜疑心のかたまりだからこそ、降伏はしないし国民も道連れにする。忠誠を確認したいのだろう。

 惜しむらくは、ヒトラーのしてきたこと――ユダヤ人虐殺、領土的野心など――が当然のこととして頭に浮かんでこないことだろう。日本人として、この戦争のヨーロッパ戦線に詳しくないことで、映画の途中、ふとした瞬間に、この人物が悪魔であったことを忘れてしまう。この錯乱状態の人は何を犯した人だったかと思い出す作業を必要とする。



●市民の描写
 邦題を見ていると、市民のことなどあまり描かれないだろうと考えてしまうのだが、映画全編に渡って、一人の少年の行動を追っていく。

 洗脳により市民軍参加していたものが、その戦闘に疲れ、家に逃げ出してきたとき、少年は疲れ果てていた。ベッドで眠る少年をいたわり、母が祖父に向かい、「熱が…」と言うと、祖父は、「だが生きている」と言う。

 このシーンが、この映画の中で最も感銘的だった。血が流れる、熱がある。体調は悪くても、それこそが生きている証拠であり、価値あることなのだな。



●側近の描写
 官邸地下室という空間で、ソ連軍が迫る中の退廃の様子は印象的だ。はじめは禁煙だったはずの地下室が、酒盛りの場が作られ、タバコが蔓延する。特殊な状況下での秩序の失われ方として印象的である。欲を言えば、煙をもっとためた描写をすべきだったか。あんな閉鎖された空間で何十人もが煙草を吸っていたら、空気は煙にまみれて真っ白になり、煙たくて仕様がないだろう。そのあたりをもう少しリアルに描いてもらってもよかったかと思う。

 退廃的な状況へと陥る将校達と市民軍の対比も切ない。酒をあおっている暇があれば戦うべきかとも感じるのだが、彼らの任務はそれではない。さりとて、機能麻痺した総統からの命令がないので、なすすべもない。死を選ぶこともまだ許されない。

 いっぽうで、猜疑心深いヒトラーの洗脳が最後まで生きている点も見逃せない。側近はヒトラーを信じ、尊敬し、彼のために徹底抗戦し、最後には死を選ぶことが当然と考えている。

 ゲッベルス夫婦が最も印象的で、ヒトラーへの忠誠は非常に深い。自らの子どもまでも道連れにして死を選ぶ点で、洗脳の深さには驚くし、そうした価値観を植え付けることに成功したヒトラーの方法とは恐ろしいものだ。



●末期の組織
 この映画で最も考えさせられたことは、末期の組織運営である。

 敗戦濃厚にもかかわらず、いまだに勲章を与える風景があり、ナチス親衛隊(SS)が逃亡者を狩る風景がある。

 冷静に考えれば、これらの組織行動は、平時において民衆を管理するための方法だ。勲章を与えることで兵のモチベーションを高め、政策にそわない市民を弾圧することで誘導することができる。

 敗戦濃厚の状況でこれらを施行したところで、効果など認められるはずもない。しかし、手段の目的化が起こり、それらの行動は続けられる。人間の恐ろしさをかいま見る気がした。

 さらに最悪なのは、最高指揮官が機能麻痺しており、命令が発せられないことでその行動は続いていくことだ。命令がないことで、組織は混乱し、無駄な行動は続いていくのだ。狂った指導者を持つことで、攻撃される側ばかりでなく、その内部までも悲劇に見舞われるというのは、組織の運営として示唆あるものと感じられたし、組織内の個々の人物が考えをもって有機的に行動できるようにならなければ、危険に陥るのだと思った。

 トラウデル・ユンゲ本人の弁が最後に登場したが、一人一人に責任があるというのは、こういうことかなと感じた。



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MyPersonalLinks+:ヒトラー ~最期の12日間~原題「Der Untergang」=「没落・破壊」
MyPersonalLinks+:「ヒトラー~最期の12日間~」の公式ブログ 等々【追加情報】
ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!:ヒトラー ~最後の12日間~
肯定的映画評論室Blog支店:『ヒトラー ~最期の12日間~』、観ました。
肯定的映画評論室・新館:『ヒトラー ~最期の12日間~』、観ました。
Blog・キネマ文化論: ヒトラー・最期の12日間 評価額・1800円
桂木ユミの「日々の記録とコラムみたいなもの」:殺人鬼ヒトラーの内面を描く◆『ヒトラー ~最期の12日間~』
ネタバレ映画館:ヒトラー ~最期の12日間~
極私的映画論+α:ヒトラー ~最期の12日間~ (2004) DER UNTERGANG 155分
soramove:「ヒトラー ~最後の12日間」彼も普通の人間だった
試写会帰りに。:「ヒトラー ~最後の12日間~」
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利用価値のない日々の雑学:ヒトラー 最期の12日間
平気の平左:止まれない暴走の末の狂気 「ヒトラー 最期の12日間」
KINTYRE’S PARADISE:映画『ヒトラー~最期の12日間~』を観て



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ヒトラー ~最後の12日間~ - goo 映画
ヒトラー~最期の12日間~@映画生活
ヒトラー ~最期の12日間~ - allcinema ONLINE
田村伊知朗政治学研究室: 『ヒトラー~最期の12日間』死と犬死への序曲 完結編



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映画と私(30) 『戦場のメリークリスマス』





私はヒトラーの秘書だった
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■『人間喜劇』目次
『人間喜劇』の目次はこちら
『チャーリーとチョコレート工場』
【※ネタバレあります※】


チョコレート工場(ジョニー・デップ) 2006年度 カレンダー
原題:CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY
製作年:2005年
製作国:米国/英国  115min.

・監督:ティム・バートン
・原作:ロアルド・ダール
・音楽:ダニー・エルフマン
・出演:ジョニー・デップ/フレディ・ハイモア/ヘレナ・ボナム=カーター/デヴィッド・ケリー/ディープ・ロイ/クリストファー・リー/ノア・テイラー


チャーリーとチョコレート工場 公式サイト
チャーリーとチョコレート工場 - goo 映画
チャーリーとチョコレート工場@映画生活
チャーリーとチョコレート工場 - allcinema ONLINE


内容紹介:
 ロアルド・ダールの世界的ロングセラー児童書『チョコレート工場の秘密』を、71年のジーン・ワイルダー主演「夢のチョコレート工場」に続いて2度目の映画化。監督・主演は、これが4度目のコンビ作となるティム・バートン&ジョニー・デップ。一風変わった経営者に案内され、謎に満ちたチョコレート工場を見学できることになった一癖も二癖もある5人の子供たちが体験する驚きの世界を、イマジネーション溢れるヴィジュアルとブラックなユーモア満載で描き出す。
 失業中の父、母、そして2組の寝たきり祖父母に囲まれ貧しいながらも幸せに暮らしている少年チャーリー。彼の家のそばには、ここ15年間誰一人出入りしたことがないにもかかわらず、世界一のチョコレートをつくり続ける謎に包まれた不思議なチョコレート工場があった。ある日、工場の経営者ウィリー・ウォンカ氏は、全商品のうち5枚だけに入っている“ゴールデン・チケット”を引き当てた者にだけ、特別に工場の見学を許可する、と驚くべき声明を発表した。そして一年に一枚しかチョコを買えないチャーリーも、奇跡的に幸運のチケットを手にし、晴れて工場へと招かれるのだが…。

評価:★★★★☆(4点/5点)
メチャクチャ楽しめた!
・2005/09/11 MOVIX橋本




 ともすれば、すごくつまらない映画になりそうなところを、ティム・バートン監督は、よくここまでに仕上げたなあと思う。

 そのポイントになったのが音楽だろう。冒頭から、好奇心を煽るような音楽で気持ちを盛り上げてくれる。ドラムの音とチョコレートが製造される様子がマッチして、どんな世界が広がるのかと楽しみになる。

 ワンパターンの物語展開のなかでも飽きさせない力を持ったのは、脱落者が出たときに展開するウンパ・ルンパのダンスと歌の痛快さだろう。音のつくりかたも、無難な心はずむ感じだった。クィーンのパクリチックなものなど、「はずれ」なしという感じだった。ウンパ・ルンパの動きも、一人一人が微妙に違い、横並びで揃ってないところがまたよかったと思う。

 幻想的な映像は、『ネバーランド』で見たなあという感じだったが、チャーリーの家の傾き方など、基本的にはセンスのよさを感じた。



 単純なストーリーだけに、オチも見えたのだけれど、飽きることもなかった。いっぽうで、説明不足の不自然さというのもなく、そのバランス感覚に拍手喝采だ。

 チャーリーが、チョコレートよりも家族を選ぶ場面、ウィリー・ウォンカが父との再会を思いつく場面、それぞれ、家族との描写が少なすぎれば説得力に欠けるおそれがあるし、逆に描写を丹念にしすぎれば、ダラけてしまうおそれがあったと思うのだが、そこをバランスよくうまくクリアしていると思う。

 だから、テンポがよくて、安心して見ていられ、楽しめもしたのだろう。



 まあでも、この映画はウンパ・ルンパに尽きるだろう。『真夜中の弥次さん喜多さん』の荒川良々さんのように増殖するわするわ。さすがのジョニー・デップも、この映画ばかりは、存在感だけを見れば、ウンパ・ルンパとチャーリー少年に劣っている。ウンパ・ルンパの顔は『ダンス・ウィズ・ウルブズ』のインディアンの酋長に似てるなあと思いながら見てたのだけれど、そんな奇特な人間は、ブログ界隈では僕だけらしい。

 それにしても、ジョニー・デップの若返り方はすごい。肌はきれいだし、歯並びはきれいだし。髭をはやさず、適度に太ると「きれい」な顔立ちになるなあ。



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本と映画と音楽と・・・お酒が好き:映画『チャーリーとチョコレート工場』貴方は何点?(№073)
利用価値のない日々の雑学:チャーリーとチョコレート工場
極私的映画論+α:チャーリーとチョコレート工場 (2005) 115分
京の昼寝~♪:『チャーリーとチョコレート工場』
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MoonDreamWorks:「 チャーリーとチョコレート工場 」
試写会帰りに: 「チャーリーとチョコレート工場」
ネタバレ映画館:チャーリーとチョコレート工場
Akira's VOICE:チャーリーとチョコレート工場
シカゴ発 映画の精神医学:チャーリーとチョコレート工場
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空想俳人日記:チャーリーとチョコレート工場
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■『人間喜劇』目次
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『容疑者 室井慎次』
【※ネタバレあります※】


公式ガイドブック「容疑者 室井慎次」完全FILE製作年:2005年
製作国:日本  117min.

・監督:君塚良一
・制作:亀山千広
・脚本:君塚良一
・音楽:松本晃彦
・出演:
柳葉敏郎
田中麗奈
哀川翔
佐野史郎
筧利夫
真矢みき
柄本明
八嶋智人
吹越満


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容疑者 室井慎次@映画生活特集
容疑者 室井慎次 - allcinema ONLINE


内容紹介:
 織田裕二主演の人気刑事ドラマ「踊る大捜査線」シリーズの「交渉人 真下正義」に続くスピンオフ企画第2弾。今回は柳葉敏郎演じる室井慎次管理官を主演に据え、突然容疑者として逮捕されてしまった室井が、警察庁と警視庁との対立にも巻き込まれて次第に追い詰められていくさまと、室井の秘められた過去がハードなタッチで描かれていく。「踊る」シリーズの脚本を手掛けてきた君塚良一が、自身監督2作目となる本作で同シリーズでは初のメガフォンを握る。
 2005年2月某日。警視庁の室井管理官が、自らが指揮を執った殺人事件の捜査が問題となり逮捕されるという思いがけない事態が発生する。逃走中に車にはねられ即死した被疑者の母親が、過剰な取り調べがあったとして刑事告発したのだった。警察の不正を暴くと意気込み追及の手をゆるめない灰島弁護士によって室井は窮地に追い込まれていく。そんな室井の弁護に当たることになったのは若き女性弁護士・小原久美子。はじめは、決して多くを語ろうとしない室井の態度に戸惑いと苛立ちを覚えた久美子も、徐々に室井の心を理解していくのだったが…。

評価:★★★☆☆(3点/5点)
まあ合格点かな。でも楽しめたかと考えると真下の勝ち。
・2005/09/01 TOHOシネマズ南大沢


 映画の日をねらい、待ちに待った『容疑者 室井慎次』を鑑賞。しゃべりすぎて災難に遭う真下正義に対して、しゃべらないことで災難に遭う室井慎次という対比。室井はどういう災難に遭い、どう解決していくのか気になっていた。

 見ていくと、巷で不評の『踊る2』の系譜を引いているなあという雑感。かといって僕は『踊る2』は好きなのでノープロブレム。

 系譜を引いていると感じたのは以下の点。ドラマと『踊る1』では現場とキャリアの相克が描かれ、キャリアの力に負けながらも現場が事件を解決するという点にカタルシスがあった。『踊る2』ではキャリアの現場尊重がかなえられたのだが、そのカタルシスは一般に理解されなかった。で、室井の現場尊重は継続されていくのだが、それがトップには理解されないばかりか、政争の狭間に立ちもてあそばれるという流れだ。

 官僚主義も遂に政争まで描かれるまでになったのかと思うと、スリリング。ちなみに僕は津賀山さん(次長)派である。他のキャリア達の立場と思惑も考えると、こっちの世界をもっと詳しく見てみたかった気がする。



 いっぽうで、事件解決のプロセスはあまり詳しく描かれない。丹念に描けば結構スリリングな事件解決と犯人になったのだろうが、それはこの映画のテーマではないので、機械的に新事実が明かされ、犯人がほぼ確定される。これって、「踊る」ファンには不評を買うだろうなあと思った。

 せっかく哀川翔さんを起用したのに、あまり活躍できないのはちょっと残念な気がする。青島刑事や『真下正義』での寺島進さんの活躍ぶりと比較すると、現場刑事としてはかなり物足りないだろう。

 いっぽう、意外なところでスリーアミーゴスが出てきたのは驚きだったし、このシリアスなドラマにもコメディーを入れようとする気概は買いたい。真下の結婚を改めて知らせてくれたのはよかったし、まあ何ていったって、和久さんが生きている!!!ってことが超重要。メチャクチャ嬉しいじゃないですか!!



 ところで、「容疑者」というわけだから、検事、弁護士が目白押しである。警察を含めても、出演者誰もが国家試験合格者というエリートぶり。ただ、変人ばかりでもあった。

 特に灰島法律事務所の面々は得体の知れなさぶりの徹底といったら。デジカメを使いパシャパシャと写真を撮る失礼さぶりは、ドラマで出てきたプロファイリングチームを思い出させた。

 で、法廷ドラマとして終着駅を選ばざるを得なかったこの話、灰島のキレぶりがポイントになると思ったのだが、その弱さにはほとほとガッカリだ。挑発して失言を誘うという法廷ドラマの基本を踏襲するのは言いのだが、灰島は失言をするのが早すぎる。頭がいいとうかがわせるところもなく、簡単に失敗してしまうなんてどうなのよ。敵は強くてこそ物語りはおもしろくなるわけで、この弱さは肩透かしもいいところ。



 そう考えると、室井の過去の告白がこの話のメインだろうなあと思う。ありふれたエピソードが選択されているとは思うのだけれど、それでも、寡黙な室井の性格と、訥々と話し出す室井の表情、そしてその話の中身――恋人への愛、思いやり――は、胸を打つには充分だった。

 そして、この過去を知ってこそ室井にまた肩入れしちゃうなあと思う。



 さて、『真下正義』は続編が予想されるストーリーだったが、こちらはどうだろう。辞表は撤回されるも広島にトバされることになっちゃった室井なわけだが、『踊る』シリーズの基本軸から室井の役割がズレてきている気がした。

 青島は現場で正しいことをする、室井は偉くなって正しいことを現場にさせる。というのが根底にある関係なわけだけど、室井はもう偉くなれないじゃんという気がする。

 むしろ気になるのが新城賢太郎の役割だ。スペシャルでは現場をコマとしか見ていなかった新城が、『踊る1』でトップに反感をおぼえ、室井を警察に必要な人間だと辞表を撤回させるこの温情。偉くなって正しいことをするのがだんだん新城にシフトしているのが感じられる。

 確かに、『踊る1』で新城の気持ちの変化は明らかに見て取れていたから、存在感が増すのも当然か。次のスピンオフ企画は『新城賢太郎』だ!



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